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Copa NISSAN Sudamericana 2006 〜 コッパ・スダメリカーナ 2006 〜

前節に続いて連勝。ナシオナル、順当勝ちで決勝トーナメント進出。
ウルグアイ&パラグアイ・グループ 2nd.Leg
ナシオナル・モンテビデオ 2-1 リベルター

 コッパ・スダメリカーナは、9月19日にウルグアイとチリでそれぞれ1試合ずつが行われた。ウルグアイの首都モンテビデオにあるエスターディオ・センテナーリオで行われたウルグアイ&パラグアイの 2nd.Leg ナシオナル・モンテビデオ×リベルター は、FWゴンサーロ・カストロのゴールで終盤に勝ち越したナシオナルが試合を制した。結果、2試合合計 4-2 でナシオナル・モンテビデオが決勝トーナメント進出を果たした。

 試合は、静かな立ち上がりで始まったが、ホームのナシオナル・モンテビデオが徐々にボールを支配していく。12分にコーナーキックにDFセバスティアン・バスケスが合わせて最初の決定機をつくったナシオナルは、29分にはMFマルセーロ・テヘーラがペナルティエリアに侵入してシュートを放つなど相手ゴールを脅かし始めた。そして35分、細かくつないだボールをパナマ人FWホセ・ルイス・ガルセスがゴールに沈めてナシオナル・モンテビデオが先制した。
 ところが後半に入ると一転してリベルターが主導権を掌握。54分にFWネルソン・ダビ・ロメーロがミドルシュートを放つと、困惑し始めた相手守備網を突いて攻め崩しにかかる。リベルターの気迫が形になったのは65分、ドリブルでタテに切れ込んだFWディエーゴ・アロンソのパスをMFカルロス・ボネが右足でゴールネットに突き刺し、リベルターが同点に追いついた。リベルターは引き続き攻勢に出る。ナシオナルは守勢に追いやられた。しかし、次にゴールネットを揺らせたのはナシオナル・モンテビデオだった。85分、右サイドからのクロスをFWゴンサーロ・カストロが頭で合わせると、ボールはGKオラッシオ・ゴンサーレスの手をすり抜けてゴール右隅に吸い込まれた。この瞬間、勝負は決した。

 昨年のウルグアイ王者ナシオナル・モンテビデオは、終わってみれば連勝と順当な結果に落ち着いたが、2戦とも余裕はなく最後まで気の抜けない試合であった。前節は早い時間帯に先制されながら後半に2点を奪っての逆転勝利。そしてこの日も終盤に勝ち越しての勝利だった。今年のリベルタドーレスでは不可解なジャッジのせいでインテルナシオナウに敗れている彼らにとって、スダメリカーナではそれ以上の結果を残したかったところ。地元紙では「順当勝ち」と楽観視する世論が多いが、勝ててほっとしているというのが本音のところであろう。

 対するリベルターは、ホームでの前節に逆転負けを喫したことでプランが狂った。リベルタドーレスで見せたハイレベルな守備も、ナシオナル・モンテビデオには通用せず2戦で計4失点と散々だった。GKアルド・ボバディージャをボカに放出してしまったことが守備力の低下を招いたことは否めない。

 写真; DFディエーゴ・ゴディン ( ナシオナル・モンテビデオ / 下 ) の激しいタックルに苦しむFWエルナン・ロドリーゴ・ロペス ( リベルター / 上 ) 。


コッパ・スダメリカーナ 2006 ウルグアイ&パラグアイ・グループ 2nd.Leg (19/09/2006)
ナシオナル・モンテビデオ 2-1 リベルター
ホルヘ・バーバ GK オラッシオ・ゴンサーレス
ディエーゴ・ハウメ
ディエーゴ・ゴディン
イグナシオ・パジャス
セバスティアン・バスケス
( ホルヘ・マルティネス )
DF カルロス・ボネ
パブロ・サラービア
ペドロ・ベニーテス
( エドガー・ロブレス )
エドガー・バルブエーナ
アグスティン・ビアーナ
ホルヘ・ブリーテス
ハビエル・デルガード
マルセーロ・テヘーラ
( ダニエル・レイテス )
MF ビクトール・カセレス
クリスティアン・リベーロス
グスターボ・モリニーゴ
( ファン・サムーディオ )
パブロ・ギニャスー
ホセ・ルイス・ガルセス
( ディエーゴ・アロンソ )
ゴンサーロ・カストロ
FW ロドリーゴ・ロペス
( ロベルト・ガマーラ )
ネルソン・ロメーロ
ホセ・ルイス・ガルセス 35
ゴンサーロ・カストロ 85
ゴール 65 カルロス・ボネ
ディエーゴ・ゴディン
セバスティアン・バスケス
ハビエル・デルガード
ホセ・ルイス・ガルセス
ディエーゴ・ハウメ
イエロー
カード
カルロス・ボネ
ビクトール・カセレス
マルティン・ラサルテ 監督 ヘラルド・マルティーノ
主審; エクトール・バルダッシ ( アルゼンチン )
スタジアム; エスターディオ・センテナーリオ ( モンテビデオ )
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