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Copa NISSAN Sudamericana 2006 〜 コッパ・スダメリカーナ 2006 〜 理想的なスコア。アウェイゴール・ルールでコロ・コロが勝ち抜け。
チリ＆ペルー・グループ 2nd.Leg
コロ・コロ 1-0 コローネル・ボロネージ 欧州の UEFAカップに相当するカップ戦 コッパ・スダメリカーナは、9月19日にチリとウルグアイでそれぞれ１試合が行われた。チリの首都サンティアーゴにあるエスターディオ・モニュメンタルで行われたチリ国内の 2nd.Leg コロ・コロ×コローネル・ボロネージ は、1-0 でコロ・コロが勝利。２試合合計は 2-2 になったが、アウェイゴール・ルールによりコロ・コロが決勝トーナメント１回戦に進出した。 試合は、開始からコロ・コロがボールを支配するとFWウンベルト・スアーソのシュートを皮切りに２トップがシュートを打ちまくった。11分には攻撃参加したDFゴンサーロ・フィエーロも積極的にゴールを狙うなど、チーム全員に統一された攻撃の意識が見られた。そして34分にはFWウンベルト・スアーソがキーパーと１対１になり、彼のループシュートはわずかに枠を逸れたが惜しい場面もつくった。押せ押せムードの漂うコロ・コロはなおも攻め続け、その執念は前半ロスタイムに実った。DFアルトゥーロ・ビダルがコーナーキックに頭で合わせ、ゴールネットを揺らせてコロ・コロが待望の先制点を奪った。 コロ・コロの１点リードで折り返した後半も、コロ・コロは相手を押して攻撃を続けた。２点目を奪って勝負を決めようとしたが、GKディエーゴ・ペニーにファインセーブを連発されて追加点ならず。しかし、攻める時間の少なかったコローネル・ボロネージにも同点に追いつけなかった。試合はそのままタイムアップを迎え、1-0 でコロ・コロが勝利した。。 あのFWイバン・サモラーノ ( 元チリ代表 ) の現役最後の所属クラブとしても広く知られている名門コロ・コロは前節を 1-2 で落としており、この試合は「背水の陣」の90分だった。相手に点を与えたら勝ち抜けが難しくなるコロ・コロは、相手に攻める余裕を与えまいと終始攻撃の手を緩めなかった。決めたゴールはひとつだったが、放たれたシュート数は合計19本と相手を圧倒。結果的には必要最低限のスコアで決勝トーナメントへの切符を手にした。アウェイゴール・ルールを生かした理想的な結果だったと言えよう。 一方敗れたコローネル・ボロネージだが、国際舞台で恥じない程度のプレイはできていた。1st.Leg を 2-1 で制し、引き分けでも決勝トーナメントに進出できる条件などを考慮すれば、プレッシャーが軽かったのはむしろ彼らの方だった。しかし、序盤から相手に押されて防戦一方になり攻めあぐねた。決定的なシーンは55分と67分にFWホアン・ファーノがペナルティエリアに侵入して放ったシュートぐらいだった。 密かに注目されている日本人FW澤昌克はスタメン出場を果たし、前線で奮闘。35分にはスルーパスでチャンスメイクすると、45分にはミドルレンジから果敢にシュートも放ち、劣勢を打開しようと頑張っていた。１点あれば勝ち抜けられたのは彼ら。アウェイゴール・ルールで敗れた悔しさを晴らす次の機会は、いつ訪れるのだろうか。 写真； 前半ロスタイムに先制ゴールを決めたDFアルトゥーロ・ビダルに、FWウンベルト・スアーソ ( コロ・コロ / 右 ) が手荒い祝福。
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