Copa NISSAN Sudamericana 2006 〜 コッパ・スダメリカーナ 2006 〜 ベスト8にかすかな光。ナシオナル・モンテビデオがボカに先勝!
決勝トーナメント1st.Leg
ナシオナル・モンテビデオ 2-1 ボカ・ジュニオールス コッパ・スダメリカーナは、9月28日にブラジルとウルグアイでそれぞれ1試合が行われた。ウルグアイは首都モンテビデオのエスターディオ・センテナーリオで行われた決勝トーナメント1st.Leg ナシオナル・モンテビデオ×ボカ・ジュニオールス は、MFマルセーロ・テヘーラのゴールなどでナシオナル・モンテビデオがディフェンディング・チャンピオンに先勝した。 試合は、ナシオナル・モンテビデオが立ち上がりを支配。5分にMFマルセーロ・テヘーラが前線に上がってシュートを放った。ボールはサイドネットを揺らせてゴールとはならなかったが、ナシオナル・モンテビデオは序盤から良い形をつくった。そして19分、14分前と同じ形でゴール前に飛びだしたMFマルセーロ・テヘーラがシュートをゴール右隅に突き刺してナシオナル・モンテビデオが先制すると、その3分後にはサイドからのクロスをFWディエーゴ・アロンソが合わせて追加点をゲット。ボカから2点を奪った。しかし、31分にMFアグスティン・ビアーナが一発レッドで退場処分になると、ボカはそこから反撃。MFクラウディオ・モレル・ロドリゲスらのシュートなどで応戦すると、前半ロスタイムにFWロドリーゴ・パラシオがクロスに頭で合わせて1点を返した。 後半は一進一退の攻防が続いたが、ナシオナル・モンテビデオはとどめを刺す3点目を奪えず。しかしボカも決定機を作りながらゴールを決められず、83分に訪れたチャンスもFWパラッシオのシュートをGKバーバに止められて万事休す。前半のリードを守りきったナシオナル・モンテビデオが勝利をおさめた。 ナシオナル・モンテビデオは今季、国内リーグではいまひとつ調子が上がっていないが、このスダメリカーナは理想的に勝ち進んできた。ディフェンディング・チャンピオンをホームに迎えたこの試合ではMFアグスティン・ビアーナの退場もありながら、中盤以下の選手が集中力を切らさず、最後まで相手の攻撃に対処。センテナーリオに詰めかけたサポーターに歓喜をプレゼントした。1点のリードではあるが、ボカを相手に先勝したナシオナル・モンテビデオ。次節、ラ・ボンボネーラでもこの日のように戦えればベスト8進出のチャンスは大いにある。 一方ボカ・ジュニオールスは、監督がバシーレからラボルペに代わって以降、今ひとつ調子が良くない。先の国内リーグでは勝利したが内容はおぼつかず、この日は不思議とゴールが決まらず、相手よりも多くのシュートを放ちながら1点にとどまった。次節に巻き返しを図りたいところではあるが、バシーレ離脱の影響は様々な面に影響を及ぼしているようだ。
写真右上; 前半に2ゴール。ゴールを祝って抱き合うナシオナル・モンテビデオの選手たち。
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