Copa NISSAN Sudamericana 2006 〜 コッパ・スダメリカーナ 2006 〜 効率よく点を重ねたサン・ロレンソが快勝! 自滅したサントスは敗退必至か。
決勝トーナメント1回戦 1st.Leg
サン・ロレンソ 3-0 サントス コッパ・スダメリカーナは、9月27日にブラジルとアルゼンチンで計3試合が行われた。アルゼンチンはブエノスアイレスのエスターディオ・ヌエーボ・ガソメトロで行われた決勝トーナメント1回戦 1st.Leg サン・ロレンソ×サントス は、DFアドリアン・ゴンサーレスの先制弾を契機に3点を奪ったサン・ロレンソが快勝。準々決勝進出に向けて大きく前進した。 試合は、サントスが3分にDFデニスのシュートで最初の決定機をつくったが、サン・ロレンソは7分にDFアドリアン・ゴンサーレスがフリーキックを直接決めて先制した。リードを許したサントスは16分にMFホドリーゴ・タバタのコーナーキックでチャンスメイク。19分にはセットプレイでDFルイス・アウベルトが頭でゴールを狙ったがいずれも得点には結びつかず。サン・ロレンソの1点リードで前半を終えた。 後半、ルシェンブルゴ監督はMFアンドレを投入して3-5-2 にシフトチェンジ。攻撃的な布陣に変更して攻め続けた。しかし相手の統率された守備ラインを崩しきれず、ミドルシュートに活路を見出すしかなく。一方冷静に試合を進めたサン・ロレンソは60分にDFデニスのクリアミスに乗じたFWロベルト・ヒメーネスがシュートを決めると、67分にはMFクレーベル・サンターナのバックパスを奪ったFWエセキエル・ラベッシがゴールに沈めて 3-0 。サン・ロレンソが勝利をおさめた。 サン・ロレンソは早い時間帯に先制したことで余裕が生まれ、サントスを相手に堂々と戦っていた。前半は互角の戦いを演じて1点、後半は攻めさせた相手のミスを突いて2点としたたかな試合運びで相手を自滅に追い込んだ。1st.Leg を3点差で制したことで、次節にも余裕が生まれたサン・ロレンソ。準々決勝進出はほぼ確実とみていいだろう。 一方サントスは、いつも通り攻撃的なサッカーをしてはいたが、前半に押した時間以外では効果的な攻撃は見られず、単調な攻めに終始した。ゴールを奪えない焦りはやがてミスを誘発し、自滅してしまった。次節に望みをつなげるために少しでも多くのゴールが欲しかったが、なんと3点差をつけられた上にアウェイゴールを1つも奪えず完敗。この点差をビラ・ベウミーロでひっくり返すことなどできるのだろうか。サントスの準々決勝進出には黄色信号が灯った。 写真; 7分に見事なフリーキックを突き刺したDFアドリアン・ゴンサーレス ( サン・ロレンソ / 左 ) はベンチに向かってガッツポーズ。右に写るのはMFクラウディオ・ウサイン。
|