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Copa NISSAN Sudamericana 2006 〜 コッパ・スダメリカーナ 2006 〜 豪雨の中乱れ飛んだシュートは22発。壮絶な試合はPK戦の末コロ・コロに軍配。
チリ・グループ 2nd.Leg コロ・コロ 1-2 (PK:5-3) ウアチパート
欧州の UEFAカップに相当するカップ戦 コッパ・スダメリカーナは、8月31日にチリとペルー、ボリビアでそれぞれ１試合ずつが行われた。チリの首都サンティアーゴにあるエスターディオ・モニュメンタルで行われたチリ国内の 2nd.Leg コロ・コロ×ウアチパート は、1-2 でウアチパートが勝利した。しかし、２試合合計 3-3 で迎えたPK戦を 5-3 で制したのは、この日敗れたコロ・コロだった。コロ・コロが次のラウンドに進出した。 激しく降りしきる雨の中で行われたこの試合は、序盤からコロ・コロがぶ厚い攻撃で相手を圧倒。開始1分にMFアルトゥーロ・サヌエーサがロングシュートを放ったのをきっかけに、3分にはコーナーキックにDFアルトゥーロ・ビダルが頭で合わせて決定機を演出。そして8分に均衡を破った。中盤でこぼれ球を拾ったMFマティアス・フェルナンデスが右足を振り抜き、ゴールネットに突き刺してコロ・コロが先制に成功。もう１点奪って勝負を決したいコロ・コロはその後も無我夢中でシュートを放ち続けた。ウアチパートは守備に時間を割いたため、前半は思うような攻撃ができなかった。 ところが後半の開始早々にウアチパートが逆襲に出る。46分、アーリークロスがペナルティエリアでルーズボールになったところに、オーバーラップしていたDFパトリシオ・ペラルタがヘディングシュートを決めて 1-1 とすると、49分にはMFガブリエル・サンドバルのクロスにFWディエーゴ・ルイスが頭で合わせ、後半開始からわずか５分足らずで逆転に成功した。このままPK戦に突入するのを嫌ったコロ・コロは追加点を狙って再び攻めるが、ウアチパートはGKムーニョスの好守で失点を免れ、1-2 で試合は終了。２試合合計 3-3 でPK戦に突入した。 ５人全員が決めたコロ・コロに対し、ウアチパートは４人目のFWペドロ・モラーレスがPKを失敗。5-3 でコロ・コロが勝ち上がりを決めた。 コロ・コロは、両サイドを広く使った攻めで相手を圧倒。序盤はあわやという場面を限りなくつくっていた。逆転されてPK戦に突入したのは不本意だったが、名門としての意地でPK戦を制したコロ・コロ。今季はリベルタドーレス予備選で、チーバス・デ・グアダラハーラ ( メキシコ ) に敗れて本戦に出られなかっただけに、スダメリカーナに賭ける思いは相当のものがあるはず。まずは勝ち抜けを決めてほっと一息ついていることだろう。 この日行われたその他の試合では、ボリビアの「 ボリーバル×ウニベルシターリオ・デ・スクレ 」はウニベルシターリオ・デ・スクレが 2-3 で勝利し、２試合合計 5-4 で一昨年の準優勝チームであるボリーバルを一蹴した。ペルーの「 デポルティーボ・サン・マルティン×コローネル・ボロネージ 」は接戦の末サン・マルティンが 3-2 で制し、２試合合計を 3-3 としたが、アウェイゴールの差で勝ち抜けはコローネル・ボロネージに決まった。 写真； MFロドリーゴ・メレンデス ( コロ・コロ / 下 ) の激しいタックルを受けるMFロドリーゴ・ミージャル ( ウアチパート / 上 ) 。
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