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Copa NISSAN Sudamericana 2006 〜 コッパ・スダメリカーナ 2006 〜

この大会に賭ける思い。グスターボ・ネーリのゴールでコリンチャンス先勝!
ブラジル・グループ 1st.Leg バスコ・ダ・ガマ 0-1 コリンチャンス

 コッパ・スダメリカーナは、9月6日にブラジルで3試合が行われた。ブラジルはリオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・サン・ジャヌアーリオで行われたブラジル国内の 1st.Leg バスコ・ダ・ガマ×コリンチャンス は、グスターボ・ネーリのゴールで先制したコリンチャンスがそのまま逃げ切って先勝。翌週の 2nd.Leg に向けてアドバンテージを得た。

 試合は、この大会に賭ける思いの差が結果になって表れた。開始から素早くボールを散らしていったコリンチャンスは、7分にMFホジネイがミドルシュートを放つと、19分にはDFベトンがセットプレイに頭で合わせるなど積極的に攻めていく。25分、28分にはこの日2トップの一角を担ったFWカルロス・アウベルトが立て続けにシュートを放った。押されていたバスコも35分を過ぎてから反撃に出るが、MFクラウデミールやMFモライスのシュートはGKマルセーロに阻まれた。 0-0 で前半を折り返した。
 後半、立ち上がりの時間に試合が動いた。49分、MFクラウデミールからボールを奪ったDFグスターボ・ネーリが左サイドからペナルティエリアに入ったところでシュート。ボールは鋭く伸びてゴールネットに突き刺さった。コリンチャンスが先制してから試合はさらに激しさを増し、一進一退の攻防が繰り広げられた。だが決定機を多くつくったのはコリンチャンスで、バスコは攻めあぐねていた。試合はそのまま 1-0 で終了し、コリンチャンスが接戦をものにした。

 バスコ・ダ・ガマは、ブラジレイロンでも上位につけるなど好調。しかし、1トップで相手を攪乱する作戦はうまくいかなかった。終盤、ヘナット・ガウーショ監督は、FWファービオ・ジュニオールとFWマジソンを投入。 3-6-1 から 4-3-3 にシフトしたが、連携の悪さからボールが前線につながらず。MFモライスの頑張りだけで攻めていた。スダメリカーナにプライオリティを置いていないせいか、本気さに欠けていたこの日のバスコ。この戦い方では、次節モルンビーで逆転を狙うのは至難の業であろう。

 対するコリンチャンスは、敵地で価値ある勝利をおさめた。前者と異なり、ブラジレイロンで低迷する彼らは、リベルタドーレスでも志半ばで敗退。サンパウロ州選手権でも優勝を逃すなど、不名誉な一年を過ごしている。無冠に終わりたくないコリンチャンスにとってスダメリカーナは、名誉挽回の意味でも大きなウェイトを占めていた。ハードスケジュールにも関わらずベストメンバーを揃えたエメルソン・レオンの姿勢にも、それは感じ取ることができた。グスターボ・ネーリ、ホージェルとかつてブラジレイロンで異彩を放っていた選手たちも復調。少しずつコリンチャンスは調子を上げている。次節、モルンビーではそつなくバスコを叩いて、次のラウンドに進みたいところだ。

 写真; 49分に先制ゴールを決めたDFグスターボ・ネーリ ( 4番 ) に駆け寄って喜びを爆発させるコリンチャンスのイレブン。


コッパ・スダメリカーナ 2006 ブラジル・グループ 1st.Leg (06/09/2006)
バスコ・ダ・ガマ 0-1 コリンチャンス
カッシオ GK マルセーロ
ファービオ・ブラージ
パウロン
ジョルジ・ルイス
( マジソン )
DF エドゥアルド・ハチーニョ
マリーニョ
ベトン
グスターボ・ネーリ
クラウデミール
( ジェアン )
イーゴリ
アマラウ
アベージ
( ファービオ・ジュニオール )
モライス
ジエーゴ
MF マルセーロ・マットス
ハファエウ・フェト
( パウロ・アウメイダ )
ホージェル
ホジネイ
( ヘナット )
ファイオーリ FW カルロス・アウベルト
( マルコス・ビニシウス )
ハファエウ・モウラ
ゴール 49 グスターボ・ネーリ
アベージ
マジソン
パウロン
イエロー
カード
カルロス・アウベルト
マルセーロ・マットス
グスターボ・ネーリ
ハファエウ・モウラ
ヘナット・ガウーショ 監督 エメルソン・レオン
主審; アリッシオ・ペーナ・ジュニオール
スタジアム; エスタジオ・サン・ジャヌアーリオ ( リオ・デ・ジャネイロ )
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