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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

ゼ・ホベルトに拍手喝采。サントス、フラメンゴを寄せつけず快勝。
第26節 サントス 3-0 フラメンゴ

 ブラジル全国選手権は、9月23〜24日に第26節が行われた。サントスのビラ・ベウミーロで行われた サントス×フラメンゴ は、MFゼ・ホベルト ( 元ブラジル代表 ) の移籍後初ゴールを含めて計3点を奪ったサントスが快勝した。

 試合は、開始2分にMFヘナットが強烈なフリーキックを放ってフラメンゴが最初のチャンスを演出。サントスも負けじと反撃に転じると、FWウェウリントン・パウリスタやFWジョナスが積極的にゴール前に上がってシュートを放ち、緊張感のある締まった試合になった。0-0 で折り返した後半、フラメンゴはいきなりMFヘナットが左サイドから鋭いシュートを放つと、DFレオナルド・モウラも右サイドをえぐってクロスをあげ、相手陣内に攻め込む。しかし、先制したのはサントスだった。59分、FWジョナスとのワンツーで右サイドから走り込んだFWウェウリントン・パウリスタがゴールに沈めた。
 先制したサントスは勢いに乗って攻撃を活性化。63分にはFWウェウリントン・パウリスタがヘディングで惜しい場面を演出する。そして72分、FWジョナスとのワンツーで右サイドから走り込んだMFゼ・ホベルトが相手選手2人の間をくぐってゴール右隅にシュートを決めた。先制と同じような攻撃パターンで2点差にした。なおも攻撃の手を緩めないサントスは、後半ロスタイムにカウンターを仕掛けると、MFホドリーゴ・タバタ、FWホドリーゴ・チウイ、DFデニスとつないだボールを最後はMFホドリーゴ・タバタが詰めて 3-0 。フラメンゴは為す術なく敗れた。

 サントスは序盤から効果的な攻撃をしかけてリズムをつくり、先制点を契機に主導権を握って勝利をおさめた。この日ビラ・ベウミーロのピッチに立ったMFゼ・ホベルト ( ブラジル代表 ) は、スタンドから王様ペレも見つめる中で上々のパフォーマンスを披露。彼自身の得意とする2列目でバイエルン時代と変わらぬ輝きをみせた。移籍後初ゴールも決めて77分にベンチに退く際にはスタンドからスタンディングオベーションまで巻き起こった。ゼ・ホベルトがサントスの一員として受け入れられた瞬間であった。
 他にも2トップや両サイド、ボランチなど全体的に相手より上をいっていたサントス。この日の勝利は必然の結果であった。

 一方フラメンゴは、ビラ・ベウミーロの空気に呑まれつつも前半は何度か見せ場をつくっていた。12分にはMFヘナットとFWルイゾンの2人で決定機もつくった。しかし先制を許すと気持ちが緩んだのか守備が崩壊して3失点。せっかく食い込んだはずのスダメリカーナ出場圏内からも、わずか1節にして滑り落ちてしまった。フラメンゴが上位に上がるためには、サントスのような上位陣との対決で負けないことが求められる。

 写真; 上々のパフォーマンスを見せてサポーターの喝采を浴びたMFゼ・ホベルト ( サントス ) は、移籍後初ゴールもマークした。


ブラジル全国選手権 2006 第26節 (24/09/2006)
サントス 3-0 フラメンゴ
ファービオ・コスタ GK ブルーノ
デニス
ルイス・アウベルト
フリオ・マンスール
クレーベル
DF レオナルド・モウラ
フェルナンド
ヘナット・シウバ
フアン
クラウディオ・マルドナード
アンドレ・ルイス
クレーベル・サンターナ
ゼ・ホベルト
( ホドリーゴ・タバタ )
MF トロー
パウリーニョ
ヘナット
ヘナット・アウグスト
ウェウリントン・パウリスタ
( ホナウド・ギアーロ )
ジョナス
( ホドリーゴ・チウイ )
FW オビーナ
ルイゾン
( ジャジャー )
ウェウリントン・パウリスタ 59
ゼ・ホベルト 72
ホドリーゴ・タバタ 91
ゴール
フリオ・マンスール
アンドレ・ルイス
ジョナス
イエロー
カード
ヘナット・シウバ
オビーナ
バンデルレイ・ルシェンブルゴ 監督 ネイ・フランコ
主審; ウィウソン・ジ・ソウザ・メンドンサ
スタジアム; ビラ・ベウミーロ ( サントス )
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