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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 アトレチコ・パラナエンセ、降格圏突入を回避する貴重な勝利をあげる。
第26節 アトレチコ・パラナエンセ 3-1 サンカエターノ
ブラジル全国選手権は、9月23〜24日に第26節が行われた。クリチーバのアレーナ・ダ・バイシャーダで行われた アトレチコ・パラナエンセ×サンカエターノ は、FWマルコス・アウレーリオの２ゴールなどでアトレチコ・パラナエンセが快勝した。 試合は、立ち上がりを支配したアトレチコ・パラナエンセが積極的に攻め、11分には左からのクロスにFWデニス・マルケスが合わせて決定的なシーンを演出。すると19分、MFクリスチャンのグラウンダーのクロスをMFフェレイラが左足でゴール左隅にボールを流し込み、先制した。失点を喫したサンカエターノはサイド攻撃で応戦すると、38分に同点に追いつく。FWマルチンのシュートをGKクレーベルが弾くと、ボールはペナルティエリアの右側にこぼれる。そこにDFマジソンが走り込み、GKクレーベルを引きつけてエリアの中央に折り返した。これをFWマルチンが右足でゴールに沈めた。しかし、アトレチコ・パラナエンセはその５分後の43分、速攻で前線に攻め上がったFWマルコス・アウレーリオが豪快なシュートを右足で決めて再び勝ち越した。 2-1 で折り返した後半は一進一退の攻防が続き、どちらもゴールを予感させる攻撃を展開。締まった試合になる。ところが81分にMFカニンデの退場でサンカエターノが一人少なくなると、数的優位に立ったアトレチコ・パラナエンセが相手を押し始めた。そして89分、右サイドを崩したアトレチコ・パラナエンセはクロスにMFウィリアンがヘディングシュート。これはマークについていた選手の身体に当たったが、そのルーズボールをFWマルコス・アウレーリオがニアを狙ったシュートでゴールネットを揺らせた。終盤のこの１点で勝負を決定づけたアトレチコ・パラナエンセが、ホームで勝ち点３をものにした。 アトレチコ・パラナエンセは、開始から自分たちのリズムを崩さずに攻勢に出たことで、前半のうちに２ゴールを決めて試合を優位に進めることができていた。この日２ゴールのFWマルコス・アウレーリオはもちろんだが、10番をつけたコロンビア人MFフェレイラの動きがとくにキレていた。ゲームをつくるパスも効果的に繰り出し、また自らも積極的にゴールチャンスに絡んでいた。前線でこれだけ動ける選手がいると、勝機もぐんと上がるもの。この日、彼らは勝つべくして勝った。 一方のサンカエターノには課題が山積みである。攻撃は高さがない分前線で起点をつくるのに苦労していた。また、この日に限っては最終ラインが崩壊。相手に何度も裏を突かれて攻め込まれていた。時間帯によっては押していた時間もあるにはあったが、詰めの甘さを露呈。得点力不足は相変わらずのようだ。浮上のきっかけをつかむことはまだできていないようである。 写真； ドリブルで攻め上がるFWマルチン ( サンカエターノ / 左 ) をマークするDFジョアン・レオナルド ( アトレチコ・パラナエンセ / 右 ) 。
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