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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

誰にも止められないこの勢い。グレーミオ、またも 4-0 の大勝!
第25節 グレーミオ 4-0 ポンチ・プレッタ

 ブラジル全国選手権は、9月20〜21日に第25節が行われた。ポルト・アレグレのエスタジオ・オリンピコで行われた グレーミオ×ポンチ・プレッタ は、FWエレーラの2ゴールを含めて計4点を叩きだしたグレーミオが圧勝。2戦連続の 4-0 大勝で2位の座を守った。

 試合は、終始グレーミオのペースで進んだ。開始から攻めたグレーミオはMFウーゴのミドルシュートなどで早速チャンスを作ると、19分に左サイドからのクロスをFWウーゴがワントラップして左足ボレーでゴールに突き刺して先制。なおも攻め続けるグレーミオに対するポンチ・プレッタの守備には、やがてファウルが多くなっていった。攻撃の手を緩めないグレーミオは43分、右サイドに流れたMFウーゴがクロスを入れると、ファーサイドでフリーになったMFルーカスがトラップ。寄せに来た相手選手をシュートフェイントでかわすと、右足に持ち替えて鋭く振り抜きゴールネットを揺らせた。
 後半も攻め続けては何度も決定的な場面を作り出すグレーミオは、72分にMFウーゴのクロスに途中出場のFWエレーラが頭で合わせて 3-0 。トドメは90分、カウンターから前線に飛び出したMFルーカスがドリブルでペナルティエリアに入ったところで右にボールを流すと、これをFWエレーラが右足で合わせて勝負あり。結果、質ともにグレーミオの圧勝だった。

 前節のボタフォゴ戦でも 4-0 で勝利していたグレーミオは、これで2戦連続の大勝。ここ4日間で実に8回もグレミスタを歓喜と絶叫の渦に巻き込んだ。絶好調の攻撃陣がチームを引っ張り、依然好調を持続しており、オリンピコで戦うイレブンに死角は見当たらない。首位サンパウロとの勝ち点差は4のままだが、こうして勝ち続けることで首位にも重圧をかけられる。大事なのは勝つこと。そしてそれを実行できるだけの力をもっているのが今のグレーミオだ。

 一方のポンチ・プレッタは、防戦一方になってしまい攻撃の形をほとんどつくれず。前線に張るFWトゥット ( 元大宮アルディージャ / FC東京 ) 頼みの単調な攻めしかできなかった。かつて柏レイソルを率いていたマルコ・アウレーリオ監督も試合後「完敗だ。打つ手もなかった」とお手上げのご様子だった。チームとしても低調をきわめているポンチ・プレッタ。今季は降格の危機に怯えながらシーズンを過ごすことになりそうだ。

 写真; 2戦続けて 4-0 の大勝。3点目のゴールが決まって抱き合うMFジェオバーニオとDFウェウリントン ( グレーミオ ) 。


ブラジル全国選手権 2006 第25節 (20/09/2006)
グレーミオ 4-0 ポンチ・プレッタ
マルセーロ・グローエ GK ジェアン
パトリッシオ
ウィリアン
( マイダーナ )
エバウド
ウェウリントン
DF チアーゴ・マチアス
ヘージス
ハファエウ・サントス
ネウ
ジェオバーニオ
ルーカス
チェコ
( サンドロ )
ウーゴ
MF カルリーニョス
ヒカルド・コンセイソン
アウミール
( ジェアン・カルロス )
イラーン
( ウェウリントン )
レオ・リーマ
ホムーロ
( エレーラ )
FW トゥット
バウベール
( モッソーロ )
ウーゴ 19
ルーカス 43
エレーラ 72
エレーラ 90
ゴール
ウーゴ イエロー
カード
チアーゴ・マチアス
ヘージス
ハファエウ・サントス
ネウ
トゥット
マーノ・メネーゼス 監督 マルコ・アウレーリオ
主審; ワグネール・タルデッリ・アゼベード
スタジアム; エスタジオ・オリンピコ ( ポルト・アレグレ )
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