Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 アルヘンティーナの消えたコリンチャンス、3節ぶりの勝利
第21節 サンカエターノ 0-1 コリンチャンス
ブラジル全国選手権は、8月30〜31日に第21節が行われた。サンカエターノ・ド・スウのエスタジオ・アナクレット・カンパネーラで行われた サンカエターノ×コリンチャンス は、FWハファエウ・モウラの先制点を最後まで守ったコリンチャンスが3試合ぶりの勝利を飾った。 試合は、11分にコリンチャンスが先制。MFホージェルのスルーパスを受けたMFフーベンス・ジュニオールが左サイドの深い位置からゴール前に折り返した速いボールをFWハファエウ・モウラが押し込み、ゴールに突き刺した。先制を許したサンカエターノは人数を割いて攻撃に厚みをかけたが、かつての同僚GKシウビオ・ルイスにことごとく阻まれ、チャンスを逸し続けた。 後半は一進一退の攻防が繰り広げられたが、82分にMFカルロス・アウベルトの上半身をつかんだMFアレッサンドロが2度目の警告で退場になり、勝ち点を得る可能性はサンカエターノから消えてしまった。 サンカエターノは、先制されてから主導権を握っていた時間帯で1点を決めておくことができなかったのが敗因になった。アナクレット・カンパネーラでは過去2年間コリンチャンスに勝っていたが、そのジンクスも崩れてしまった。内容が悪くなかっただけに悔やまれる敗戦であろう。 対するコリンチャンスは、アルゼンチン人選手を一斉に排除して国産のチームに生まれ変わった。その初戦、1トップで攻撃のバリエーションには苦慮していたが、どうにか勝つことができた。まだ降格圏内からは抜け出せていないが、勝ち点を伸ばせたことで可能性は広がった。噂ではFWマルシオ・アモローゾやMFエラーノ、MFマグロンの獲得も模索中であると言われているコリンチャンス。ブラジル人だけの構成で、シーズン後半の巻き返しを図る。 写真; 11分、チームの勝利に貢献する先制ゴールを決めたFWハファエウ・モウラ ( コリンチャンス ) は小さくガッツポーズ。
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