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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

冷静かつ謙虚なメネーゼス監督

 今季ブラジル全国選手権1部に復帰したばかりのグレーミオだが、第21節終了時点で3位と好位置につけている。ブラジル全国選手権で4位以上が確定すれば、翌年のコッパ・リベルタドーレスへの出場権が与えられるため、ファンや周囲は「リベルタドーレスに出場できるぞ!」と浮かれ気分だそうだ。だが、グレーミオを率いるマーノ・メネーゼス監督は周囲の喧噪をよそに至って冷静に現状を受け止めている。

 同監督は「まだシーズンは半分を消化して後半戦に折り返したばかりだ。確かに今の順位ならリベルタドーレス出場権を獲得できるが、下位とはわずかな勝ち点差しかなく、シーズンもまだまだ長い。現在の順位に浮かれると足下をすくわれるだろう。緊張感を持って、気を引き締めて一戦一戦を乗り越えていく必要があるし、その気持ちを持つよう選手たちには指導している」と述べている。

 サポーターの放火事件で現在ホームスタジアム ( エスタジオ・オリンピコ ) での試合を禁じられているグレーミオ。首脳陣は一様に「罰則の期間を耐えて、早くオリンピコで試合ができる日が来て欲しい」と口を揃える。水色と白のトリコロールで染まる4万人の大観衆の前で試合ができるようになるまでは、首脳陣たちも油断はしていないようだ。

2006年8月31日
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