ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

マグロンの複雑な心境

 コリンチャンスへの加入が決まったMFマグロンは、複雑な心境を抱えている。過去に言った自分の発言と現況が矛盾に満ちているからだ。

 マグロンは2000年から4年間パウメイラスでプレイ。チームが全国選手権2部に落ちていた2003年シーズンもパウメイラスに残留し、チームの1部復帰に貢献した。全国選手権で4位につけて2005年のリベルタドーレス出場権を獲得した2004年12月上旬、マグロンにはコリンチャンスに移籍するのではないかという根拠のない憶測が流れた。当時メディアの取材に応じたマグロンはこんなことを語っていた。
 「プライベートでは ( 当時コリンチャンスに所属していた ) GKファービオ・コスタなど仲の良い友達も数人いるけど、ぼくにとってコリンチャンスは永遠のライバル。ぼくは自分を認めてくれるパウメイレンセのことが大好きだし、サンパウロ州ではパウメイラス以外のクラブに移籍するなんてことは絶対にない。とくにコリンチャンスに移籍するなんてありえないよ」

 だがそんなマグロンの発言とは裏腹に、マグロンのコリンチャンス入りが決定してしまった。破格の給料に揺れた代理人が今回の移籍を成立させたそうだが、当のマグロンは困惑。コリンチャンス入りの報道がなされた直後に「パウメイラスに関わるすべての方々に失礼」と述べてコリンチャンスへの移籍を真っ向から否定した。だが、移籍は決定したことであり覆る可能性は低いとみるのが妥当なところである。

 マグロンがコリンチャンス加入を認めるときは来るのだろうか。パウメイラスとの関係に亀裂が入ることを、マグロンは心の底から心配しているという。

2006年8月31日
ブログサイトマップ