先日サントスがFWダゴベルト ( アトレチコ・パラナエンセ ) を狙っているという情報が流れたが、世間の目ではサントスがダゴベルトを獲得する可能性は低いとする見方が強い。しかし、バンデルレイ・ルシェンブルゴ監督はダゴベルトの獲得に自信があると豪語した。

　ルシェンブルゴは8月30日の夜、アトレチコ・パラナエンセとの一戦に敗れた後にアトレチコ・パラナエンセのマリオ・セウソ・ペトラグリア会長を誘って夕食を摂った。そのときルシェンブルゴは「サンパウロよりも上の順位に行くために、我々はダゴベルトを必要としている。是非うちに欲しい」と強く訴えたという。

　ダゴベルトは今月初めにチームの首脳陣を侮辱する発言をして訴訟を起こされていたが、和解してアトレチコ・パラナエンセとの契約期間をさらに250日 ( 約8ヶ月 ) 延長したばかり。そのダゴベルトを獲得するためには、サントスは多額の移籍金を用意しなければならない。それでもルシェンブルゴは交渉成立に自信満々だ。
　「世間の目とは裏腹に、ダゴベルトの獲得交渉は順調に進んでいる。9月22日までにはまだ時間がある。それまでには決着するだろう」

　9月22日まで交渉を伸ばして移籍金を吊り上げるか、ダゴベルト放出を免れようとしているアトレチコ・パラナエンセと、ルシェンブルゴの駆け引きがこれから始まる。