その昔、ヴェルディ川崎 ( 現東京ヴェルディ1969 ) のサテライトに所属していたFWマルシオ・アモローゾがコリンチャンスに移籍を果たし、サンパウロ市内で入団会見を開いた。

　かつてパルマACやボルシア・ドルトムントなど欧州の一流クラブで活躍してきたアモローゾは、昨年のコッパ・リベルタドーレスで活躍し、なかば鳴り物入りでACミランへ移籍。だがミランではアモローゾに出場機会は与えられなかった。試合に出たくて仕方ないアモローゾに、MSI が多額の金を積んでオファーを出したことからコリンチャンス入りが決まった。

　アモローゾは入団会見の席で「コリンチャンスは名門中の名門でサポーターの数も多い熱狂的なクラブだ。そんなクラブに入れて嬉しく思うし、わくわくしているよ。楽しみなのはパウメイラスとのクラシコかな。パウメイラス戦には出たいね」と抱負を語った。
　その際、エメルソン・レオン監督の "レオン ( Leão ) " が英語に直すと "ライオン ( Lion ) " という単語になることをネタにしたアモローゾは「でもコリンチャンスでプレイするのは大変だと思うよ。だって毎週土日には"ライオン"を殺さなくちゃいけないんだから」と発言。詰めかけた報道陣や観衆を笑わせて、場を和ませる一幕もあった。