先月末に突如ウェストハム・ユナイテッドへの移籍が決まり、コリンチャンスを離れたFWカルロス・テベスとMFハビエル・マスチェラーノの２人に対してMFカルロス・アウベルトが批判を口にした。

　テベスとマスチェラーノは、エメルソン・レオン監督との確執からチームを離れ、ロンドンで親善試合を行うアルゼンチン代表に合流。そのままロンドンで移籍を決め、挨拶もせずコリンチャンスを退団するハメになった。カルロス・アウベルトは
「あいつらは恩知らずで礼儀知らずだ。マスケは１年、テベスは１年半もコリンチャンスに籍を置いていたんだ。移籍が決まったのは仕方ないが、一度ぐらいサンパウロに戻って別れの挨拶ぐらいすべきじゃないのか」
とアルゼンチン人２名を容赦なく批判した。コリンチャーノの間ではテベスとマスチェラーノの２人のことを「裏切り者」「身勝手」と酷評する声が飛び交っているそうだが、カルロス・アウベルトも似たような感情を抱いているようだ。


　現在コリンチャンスにはMFマグロン ( 元横浜Ｆマリノス ) 、DFセーザル ( 元インテルナツィオナーレ・ミラノ ) が加入しているが、この２人についてカルロス・アウベルトは歓迎の気持ちを述べた。「テベスとマスケの抜けた穴はすぐに埋まるだろう。マグロンもセーザルも一流の選手だ。チームに馴染むには多少時間がかかるかもしれないが、難しい問題にならないと思う」。