Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 ラボルペも一安心。ネリ・カルドーソのゴールを守りきったボカ辛勝。
前期 第8節 ヌエーバ・チカーゴ 0-1 ボカ・ジュニオールス
アルゼンチン1部リーグは、9月22〜24日に前期リーグの第8節が行われた。ブエノスアイレスのエスターディオ・ヌエーバ・チカーゴで行われた ヌエーバ・チカーゴ×ボカ・ジュニオールス は、MFネリ・カルドーソの先制弾を守りきったボカが勝利。ラボルペ監督にとってはボカ就任後初の白星になった。 試合は、開始数十秒にMFクリスティアン・ペジェラーノのミドルシュートでヌエーバ・チカーゴが奇襲攻撃を仕掛けた。しかし、ボカも7分にMFネリ・カルドーソが前線に上がってシュートを打つなど反撃に出る。そして11分、前線に飛び出したMFネリ・カルドーソが右足でゴールを決めてボカが先制した。先制したボカはその後もDFホセ・マリア・カルボらサイドバックが果敢に上がるが、相手の統率された守備を前になかなかゴールを奪えず。ヌエーバ・チカーゴに至っては3度しかシュートチャンスがなく、1-0 で前半を終えた。 後半開始早々、ヌエーバ・チカーゴはMFオマール・サリフがミドルシュートを放つと、徐々に攻撃の形をつくっていく。前半同様攻め手を欠いたボカを自陣に押しやるようにして、何度かペナルティエリアへとボールをつないだヌエーバ・チカーゴはその後、複数のチャンスを作り、10本ほどシュートを放ったがGKボバディージャが神がかり的なセーブを連発してゴールを死守した。ボカが 1-0 で接戦をものにして、ラボルペ監督に勝利をプレゼントした。 ボカ・ジュニオールスは、前節思わぬ敗戦を喫したため、外部からは早くもラボルペ監督に対する批判の声も上がっていた。この日は良い形で先制しながら、追加点を奪えず相手に攻め込まれる場面もあった。余裕はなかったが、チーム一丸となって勝利したことで、監督への批判を沈めることはできた。ラボルペ体制にささやかれる不安を、監督は今後どう払拭していくのか。 写真; 11分、先制のゴールを決めたMFネリ・カルドーソ ( ボカ・ジュニオールス ) 。
|