Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 オーレ ドミンゴ! 終了間際の決勝弾で逆転勝ちのリーベル、2位に浮上。
前期 第7節 ヒムナシア・デ・フフイ 1-2 リーベル・プレート
アルゼンチン1部リーグは、9月15〜17日に前期リーグの第7節が行われた。ブエノスアイレスのエスターディオ・で行われた ヒムナシア・デ・フフイ×リーベル・プレート は、MFニコラス・ドミンゴのゴールで終了間際に勝ち越したリーベルが敵地で勝ち点3を獲得。暫定ながら首位ボカに勝ち点で並ぶ2位に浮上した。 試合は、8分にFWダリオ・ガンディンがミドルレンジからシュートを突き刺してヒムナシア・デ・フフイが先制。追いかける立場になったリーベルは14分にMFフェルナンド・ベジュッチのミドルシュートを皮切りに、FWファルカオ・ガルシアらも果敢にゴールを狙うと34分にはセットプレイからDFダニーロ・ヘルロが頭で合わせるなど、いくつか決定機をつくった。そして44分、コーナーキックのこぼれ球をMFベジュッチが押し込んで同点とすると、後半はリーベルが主導権を握った。 しかし55分のDFルッセンホフのシュートは惜しくも枠を逸れ、73分のMFオルテガのシュートはGKバルディビエーソがパンチング。85分にはMFベジュッチがミドルシュートを打ったがGKバルディビエーソの正面におさまり、リーベルはゴールを奪えそうで奪えないもどかしい展開を繰り返した。ところが、誰もが引き分けを覚悟した後半ロスタイム、ペナルティエリアの右に流れたMFニコラス・ドミンゴが角度のないところからシュートを放ち、ゴールネットを揺らせた。終了間際のゴールでリーベルが勝利した。 リーベル・プレートは勝ちはしたが、早い時間帯に先制された結果引いて守った相手の最終ラインを崩すのに手を灼き、最後の最後まで悩まされ続けていた。この日は負傷から久々に復帰したFWファルカオ・ガルシアをスタメン起用。パサレラ監督はオルテガを二列目に下げたが、前節までと比較すると攻撃に物足りなさも残った。課題は少なくないが、勝てたという事実を素直に評価したい。これで暫定ながら首位ボカと勝ち点で並んだリーベル。チームはまだ発展途上だが、首位に浮上すれば勢いに乗っていける可能性もある。
写真右上; FWダリオ・ガンディン ( ヒムナシア・デ・フフイ / 右 ) とマッチアップするMFパウロ・フェラーリ ( リーベル・プレート / 左 ) 。
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