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Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜

初陣はほろ苦い結果に。 ラボルペ新体制のボカ、ゴールなくエンパテ。
前期 第7節 ボカ・ジュニオールス 0-0 ゴドイ・クルス

 アルゼンチン1部リーグは、9月15〜17日に前期リーグの第7節が行われた。ブエノスアイレスのエスターディオ・で行われた ボカ・ジュニオールス×ゴドイ・クルス は、両者ともに最後まで得点を奪えずスコアレスドローに終わった。

 試合は、ボカが主導権を握ったが、相手に攻め込まれることを最初からわかっていたゴドイ・クルスは守備を固める作戦に打って出た。何とか相手を崩そうとするボカは、レデスマとガーゴのダブルボランチも積極的に攻撃参加をして人数をかけて攻めた。20分にはダブルボランチの連携プレイで崩しにかかったがシュートが枠外に逸れてしまい、チャンスを逸した。41分にはDFクルポビエッサがサイドをえぐるが、これもまたゴールには結びつかず。守勢のゴドイ・クルスは少ない手数でFWエルナン・ブハンにボールを集めては22分、28分にそれぞれ攻撃の形をつくったがGKボバディージャの牙城を崩せず。0-0 で前半を折り返した。
 後半、ボカはMFダトーロを投入して彼のドリブルに打開策を見出したが、ひたすら引いて守る相手に手を灼いた。どうしても勝っておきたいボカはボランチを1枚削ってFWギジェルモ・バロシュケロットを投入。3トップに変更したが、これもまた相手を崩す契機にはならなかった。守勢のゴドイ・クルスは71分にMFディエーゴ・ビージャルがゴール前に飛びだしたが、この絶好機にもGKボバディージャが立ちはだかりゴール成らず。決定的なチャンスは数多く見られたが90分間でゴールは生まれず、試合は 0-0 で引き分けに終わった。

 首位独走状態に持ち込みたかったボカにとっては手痛い結果になった。この日がボカでの最初の采配になったリカルド・ラボルペ監督は、バシーレ前監督の"遺産"を活用。結果を残している11人で勝利を狙ったが、相手の強固な守備に四苦八苦してしまいゴールを割れなかった。状況に応じてしばしば布陣を変えたが、これもプラスに働かず。ラボルペにとってはほろ苦い国内復帰戦となった。
 試合後、ラボルペは「初戦はこんなもの。負けなかったのだから文句はない。次節で勝てばいい」と楽観的にとらえているが、気がつけば宿敵リーベルが同勝ち点の2位に浮上しており、予断を許さない状況にある。

 一方ゴドイ・クルスにとっては善戦といえる内容であった。ボカ対策として守備固めに徹し、決して華麗ではない戦術に終始していたが、狙い通り勝ち点1を手にしたのだから立派である。勝機もあったが、下手に攻め込んで相手にスキを与えてはならないとするジョップ監督の徹底された指示を全うしたイレブンの生真面目ぶりには、感服である。首位を相手に、しかもラ・ボンボネーラで勝ち点1を得た事実は、間違いなく彼らに大きな自信を植え付けたはずだ。

 写真; 昇格組を相手にまさかのスコアレスドロー。タイムアップの笛が鳴り、うつむきながらピッチを去るリカルド・ラボルペ監督 ( ボカ・ジュニオールス ) 。


アルゼンチン1部リーグ 2006-2007 前期 第7節 (16/09/2006)
ボカ・ジュニオールス 0-0 ゴドイ・クルス
アルド・ボバディージャ GK セバスティアン・トッリーコ
ウーゴ・イバーラ
ダニエル・ディアス
クラウディオ・モレル・ロドリゲス
ファン・クルポビエッサ
DF ダリオ・サロモン
ホセ・デ・バッカ
ファン・エルベージャ
シルビオ・ドゥアルテ
パブロ・レデスマ
( ギジェルモ・バロシュケロット )
フェルナンド・ガーゴ
ネリ・カルドーソ
( ホセ・マリア・カルボ )
ギジェルモ・マリーノ
( ヘスス・ダトロ )
MF エンソ・ペレス
ルイス・トレッシ
( ガブリエル・バジェス )
グスターボ・ピント
ディエーゴ・ビージャル
ロドリーゴ・パラシオ
マルティン・パレルモ
FW エルナン・ブハン
( ニコラス・オルメード )
オスバルド・ミランダ
( マウロ・ポイ )
ゴール
ギジェルモ・マリーノ
ヘスス・ダトロ
ギジェルモ・バロシュケロット
イエロー
カード
ダリオ・サロモン
リカルド・ラボルペ 監督 ファン・マヌエル・ジョップ
主審; セルヒオ・ペッソッタ
スタジアム; ラ・ボンボネーラ ( ブエノスアイレス )
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