Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 接戦を制したリーベル、首位争いに名乗りを上げる。
前期 第6節 リーベル・プレート 2-1 キルメス
アルゼンチン1部リーグは、9月8〜10日に前期リーグの第6節が行われた。ブエノスアイレスのエル・モニュメンタルで行われた リーベル・プレート×キルメス は、MFパウロ・フェラーリのゴールでリーベルが接戦をものにした。 試合は、開始からホームのリーベルがボールを支配。9分にFWオルテガがシュートを放てば、MFフェラーリが前線に攻め上がってシュートを放つなどゴールに迫った。キルメスは反撃を試みるもミドルシュートだけに終わり、ペナルティエリア内でシュートを打つ機会を与えてもらうことはできず。リーベル主導で動いた前半は42分、FWオルテガのクロスをFWイグアインがゴールに沈めて先制した。 ところが後半は逆にキルメスが攻勢に出るとDFクローサがミドルシュートを放つなど相手陣内に迫った。58分にはMFビクトール・サパータの退場で数的優位に立ったキルメスは62分、MFホセ・チャトルーが同点弾を決めて試合を振り出しに戻した。しかし勝利への執念で優ったリーベルは72分にセットプレイからDFパウロ・フェラーリが決めて再びリードを奪い、2-1 で終了。リーベルが接戦をものにした。 リーベル・プレートは、前半は効果的な攻めをみせていたが後半は相手に主導権を奪われ攻めあぐねた。それでも少ないチャンスをものにして勝利を得たところに彼らの意欲が感じられた。宿敵ボカに遅れをとるまいとイレブンが勝利のために己の役割をひとつひとつこなしていたリーベル。次節はMFサパータを欠いてしまうが、敵地でのヒムナシア・デ・フフイ戦で勝ち点3を獲得して首位ボカに迫りたいところであろう。 対するキルメスはまたしても勝てず、依然勝ち点1と最下位を抜け出せていない。この日はエル・モニュメンタルでリーベルを相手に途中まで互角の戦いを演じており、勝機もなかったわけではなかった。今季初勝利と行きたかったところだが、底力の差を突きつけられ惜敗。これで開幕から6戦未勝利と、全く元気がない。しかし目の上のたんこぶである19位との勝ち点差はわずか2。この敗戦を気に留めず、次節こそは勝利して最下位脱出のきっかけをつかまなければならないだろう。 写真; 42分に先制ゴールをゲット。仲間に抱きしめられるFWゴンサーロ・イグアイン ( リーベル・プレート / 手前 ) 。
|