Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 ロサーリオ、ワンチョペの活躍で勝ちに等しいエンパテ。
前期 第5節 ロサーリオ・セントラル 2-2 インデペンディエンテ
アルゼンチン1部リーグは、9月2〜3日に前期リーグの第5節が行われた。ロサーリオのエスターディオ・ヒガンテ・デ・アロージットで行われた ロサーリオ・セントラル×インデペンディエンテ は、ロサーリオがFWワンチョペの2ゴールで優位に試合を進めながら追いつかれて勝ち点1に甘んじた。 試合は、開始6分にFWパウロ・ワンチョペ ( コスタリカ代表 ) のシュートでロサーリオが攻撃の口火を切ると、インデペンディエンテも8分にDFロルヒオ・アルバレス・ロカが、11分にはFWダニエル・モンテネグロが、16分にはMFロドリーゴ・ディアスがそれぞれシュートを放ち、互いに攻め合った。決まりそうで決まらない得点は35分になって生まれた。ペナルティエリアに侵入したMFエミリアーノ・アルメンテーロスがMFロドリーゴ・ディアスからのパスをゴールに結びつけてロサーリオ・セントラルが先制。しかし、その1分後にはFWワンチョペがキーパーよりも高い打点でヘディングシュートを決めてインデペンディエンテもすかさず同点に追いついた。 後半、立ち上がりからボールを支配したロサーリオ・セントラルは57分にFWワンチョペが再びゴールを決めて勝ち越したが、インデペンディエンテは67分にFWダニエル・モンテネグロがPKを沈めて再び同点に。試合はそのまま 2-2 で終了した。 ロサーリオ・セントラルは、ここまで1勝1分2敗と良い結果が残せていないが、この日は勝利を期待させる内容でファンを楽しませた。開幕当時はベンチスタートだったFWパウロ・ワンチョペはスタメンに定着。持ち前の身体能力を生かして何度も相手ゴールを脅かした。2点目を決めたとき、彼はロサーリオの新たなエースになった。PKを与えて追いつかれたのは不本意だったであろうが、この試合でみせた良い形を今後もつくれれば、浮上のきっかけをつかめそうだ。 対するインデペンディエンテは、前節にバンフィエールを下して2位に浮上。勢いそのままにここは手堅く勝っておくつもりでいたはずだった。ところがワンチョペ1人に手をやいて2失点。67分のPKも主審のお情けで与えてもらったものだった。内容では明らかに負けていた。首位を本気で狙うなら、守備が安定感を増す必要があるだろう。 写真; 相手の寄せを振り切ってドリブル突破するMFマリアーノ・エロン ( インデペンディエンテ / 左 ) 。
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