Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 オルテガ2戦連発! リーベル、敵地でアルセナルを下して3位浮上。
前期 第5節 アルセナル 0-2 リーベル・プレート
アルゼンチン1部リーグは、9月2〜3日に前期リーグの第5節が行われた。ブエノスアイレスのエスターディオ・フリオ・グロンドーナで行われた アルセナル×リーベル・プレート は、FWオルテガのPKなどでリーベルが勝利。連勝で勝ち点を積み上げ、順位も3位まで浮上させた。 試合は、リーベルが前半を圧倒。相手にスキを与えずピッチを広く使って縦横無尽に攻めていくと、22分に先制。MFパウロ・フェラーリが右サイドを崩して前方に出したパスをMFフェルナンド・ベジュッチが角度のないところから豪快にシュートを蹴りこみ、ゴールネットを揺らせた。その後もリーベルはFWイグアインにボールを集めて畳みかけ、DFルーカス・マレーケも左サイドからミドルシュートを放つなど、攻撃の手を緩めず攻め続けた。アルセナルは1本もシュートを打たせてもらえず防戦一方だった。 後半も主導権を握ったリーベルは、53分にFWイグアインがDFビクトール・ロペスに倒されてPKを獲得すると、これをFWオルテガが沈めて 2-0 と突き放した。ホームで醜態をさらしたくないアルセナルはMFレネ・リーマの退場以後ようやく反撃に転じるも、60分にはFWレイモンダ、68分にはMFジャクッシと放ったシュートはいずれもゴールに結びつかず。リーベルは貫禄勝ちで前節に続き連勝した。 アルセナルは、慎重になりすぎたせいかボールを支配する時間が短く、前半は攻められっぱなしだった。数的優位に立った後半には巻き返すシーンも見られたが、彼らのプレイには勝利を予感させるものが何もなかった。ここで勝てば勝ち点を10にして上位に食い込めたが、それも叶わなかった。試合後、サポーターが大きなブーイングを浴びせたのも無理はない。 対するリーベル・プレートは、好調のFWイグアインを軸にした多彩な攻撃で内容のある試合をみせてくれた。FWオルテガは前節に続いてのゴールをPKで沈め、かつての古巣に徐々に馴染んできている。第3節でラシンに負けたときはパサレラ解任説も流れたが、なんとか持ち直して3位につけたリーベル。首位ボカの独走状態に待ったをかけられるのは、やはり赤い襷以外には考えられない。来月のエル・スーペルクラシコまでに、ボカとの勝ち点差をどれだけ縮めておけるかが重要であろう。 写真; 54分、PKを冷静に沈めたFWアリエル・オルテガ ( リーベル・プレート ) はこれで2戦連発。
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