Copa NISSAN Sudamericana 2006 〜 コッパ・スダメリカーナ 2006 〜 調子の差が結果に直結。目下好調のサン・ロレンソ、開幕先勝!
アルゼンチン・グループ 1st.Leg サン・ロレンソ 2-1 バンフィエール
欧州の UEFAカップに相当するカップ戦 コッパ・スダメリカーナは8月22日に開幕。アルゼンチンとエクアドル、ベネズエラでそれぞれ1試合ずつが行われた。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにあるエスターディオ・ガソメトロで行われたアルゼンチン国内の 1st.Leg サン・ロレンソ×バンフィエール は、FWロベルト・ヒメーネスのゴールなどで前半に2点を奪ったサン・ロレンソがリードを守りきって先勝した。 試合は、バンフィエールが押す時間の方が多かった。3分にMFファビアン・サンターナがゴール前に飛びだしてシュートを放つと、14分にはFWルハンビオがミドルシュート、16分にはDFロベルト・サルバティエーラがオーバーラップしてシュートを放ち、テンポよく攻めた。だが、サン・ロレンソは相手の猛攻をしのぐと24分にFWロベルト・ヒメーネスのゴールで先制。勢いにのると33分にはセットプレイのこぼれ球をMFエルナン・ゴンサーレスがゴールに沈めて2点のリードを奪った。バンフィエールは前半8本ものシュートを放ちながらゴールが奪えず、後半も執拗に攻めたが78分にMFアンヘル・モラーレスのゴールで1点を返すのが精一杯だった。 サン・ロレンソは、現在行われているアルゼンチンリーグで3試合を2勝1分と堂々の無敗スタートを切っている。目下好調でチーム内の雰囲気も良い。この日は攻め込まれていたが、GKアグスティン・オリオンがファインセーブを連発。相手に勝機を与えずに90分を乗り切ることができた。主導権を相手に握られても結果を残すあたりに、調子の良さがうかがえる。 対するバンフィエールは、国内リーグで2分1敗とまだ勝ち星に縁がない。2004年に活躍したMFダニエル・ビロスのような中盤の軸が不在で、レー監督もチームの構築に頭を悩ませているようだ。頼みの前線もFWルハンビオに昨季のような勢いが見られず、得点力不足とも言われている。次節、バンフィエールが逆転で勝ち抜ける可能性は如何ほどか。 この日行われたその他の試合では、ベネズエラの「 ミネーロス・デ・グアジャーナ×カラボボFC 」はミネーロスが 3-0 で快勝。エクアドルの「 リーガ・デ・キト×エル・ナシオナル 」は終盤に決勝点を奪ったエル・ナシオナルが 3-2 で接戦を制している。 写真; 先制ゴールを決め、舌を出して喜びを表現するFWロベルト・ヒメーネス ( サン・ロレンソ ) 。
|