ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜

ルガーノ、ホジェーリオ・セーニのシャツを手にトルコへ旅立つ。

 約3年半サンパウロでプレイしてきたDFディエーゴ・ルガーノ ( ウルグアイ代表 ) が、ジーコ ( 元日本代表監督 ) 率いるフェネルバフチェ ( トルコ ) に移籍することになり、サンパウロを離れた。

 「Tota ( トータ ) 」の愛称で親しまれているルガーノは、1980年11月2日生まれで現在25歳。ウルグアイの名門ナシオナル・モンテビデオでデビューし、同国のプラーサ・コローニアに約1年半レンタル移籍をしてスキルアップした。そのときサンパウロのスカウトがルガーノに惚れ込みナシオナル・モンテビデオから獲得。ブラジルに来た当初は荒々しいラフプレイばかりが目立っていたが、徐々に堅実な守備力を養っていった。サンパウロでの活躍が認められ、2005年頃からはウルグアイ代表にも名を連ねるようになった。

 そのルガーノには兼ねてから欧州各国のクラブチームのオファーが届いていた。今年に入り、アトレティコ・マドリー ( スペイン ) などが獲得を目指していたが、ルガーノとの契約に成功したのはフェネルバフチェだった。なお、フェネルバフチェとの契約期間は4年。

 ルガーノは、自分を成長させてくれたサンパウロを第二の故郷と語り、チームメイトやファンとのお別れを惜しんだ。彼は、GKホジェーリオ・セーニに懇願してユニフォームをプレゼントしてもらったという。
 ルガーノは「ぼくはホジェーリオ・セーニのことを心から尊敬している。彼は10年以上もの間サンパウロのゴールマウスを守り続けてきた。たぶんあと5〜10年は第一線で活躍しつづけると思う。セーニは世界一のゴールキーパーだとぼくは思ってるんだ。人間的にも本当に紳士だしね。そんな彼と一緒にプレイできなくなるのが寂しかったから、ユニフォームが欲しくて本人にお願いしたんだ。そしたら快諾してくれた。ホジェーリオ・セーニのユニフォームはぼくの宝物だよ。トルコの新居では部屋に飾るつもりなんだ」と嬉しそうに話した。

 そして「いつの日かまた、サンパウロでプレイしたいと思ってる。クラブもチームメイトもサポーターもみんな大好きだから」、「今年のリベルタドーレスで優勝できなかったことをサポーターのみんなに謝りたい」と最後は寂しさを口にして、トルコへと旅立っていった。
 ルガーノは早ければ23日に行われる UEFAチャンピオンズリーグ予備戦3回戦の「フェネルバフチェ×ディナモ・キエフ」にも出場すると報じられている。

2006年8月18日
ブログサイトマップ