|
Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 フラメンゴ、内容良しもサンパウロに追いつかれてエンパテ。
第20節 フラメンゴ 1-1 サンパウロ
ブラジル全国選手権は、8月26〜27日に第20節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた フラメンゴ×サンパウロ は、凄まじい攻防の末 1-1 のエンパテ。両者仲良く勝ち点１ずつを分け合った。 試合は、6分にMFヘナット・アウグストのコーナーキックからフラメンゴが最初のチャンスをつくったがゴール前のDFファボンがクリア。対するサンパウロは12分にMFソウザのクロスを左から走り込んだMFダニーロがシュートを放つ。24分にはMFフアンのロングパスを受けたFWオビーナが右サイドから中に切れ込んでシュート。31分にはMFジョズエのミドルシュートのこぼれ球を拾ったFWアロイージオがペナルティエリアで倒されたが主審はプレイを流してPKを認めなかった。序盤から息詰まる激しい攻防が繰り広げられた。 試合が動いたのは34分。相手のファウルで間接フリーキックを得たフラメンゴが素早いリスタートを仕掛けると、ペナルティエリア内でボールをもらったMFフアンが左足でゴール左隅にシュートを決めて、フラメンゴが先制した。サンパウロは一瞬のスキを突かれてしまった。 後半、52分にFWサービオがドリブルで一人を抜くと得意の左足でシュート。ボールは枠を逸れたが、フラメンゴが後半の立ち上がりも先に仕掛けた。サンパウロはMFダニーロに代わって入ったMFレニウソンが57分、61分と立て続けにミドルシュート。徐々に盛り返していくと、66分にサンパウロが同点に追いついた。DFアレックス・シウバのアーリークロスに反応したFWアロイージオが相手とともに転倒したが、主審はアドバンテージをとった。そのままエリアの左側に落ちたボールにMFレニウソンが走り込み、左足を鋭く振り抜いてゴール左上の隅に突き刺した。試合はそのまま 1-1 で終了した。 
フラメンゴは、内容ではサンパウロよりも質の高いゲームをしていた。FWサービオとFWオビーナの２トップが効果的に機能し、MFヘナット＆MFヘナット・アウグストのヘナット・コンビは攻守に奮闘。いつも以上にチームに貢献していた。とくに前半はフラメンゴに多くのチャンスがあった。１点と言わず２点３点とゴールを決めておけば勝てていたかもしれなかった。首位に土をつける絶好の機会を逃しはしたものの、フラメンギスタも納得の好ゲームを見せてくれた。一方のサンパウロは、ここで勝って２位以下との差を広げておきたかったが、相手の堅い守備に苦労していたようだった。シュートは積極的に放っていたが、GKジエーゴのファインセーブを前になかなかゴールを割ることができなかった。66分の同点のシーン以外では、崩しきる場面は少なかった。後半から入ったMFレニウソンの活躍がなかったら、敗れていたかもしれない。この日の出来を考慮すれば、引き分けに持ち込めた意味は大きい。
写真右上； キャプテンマークを左腕に巻いたFWサービオ ( フラメンゴ / 左 ) は、DFアレックス・シウバをドリブルでかわす。
| |||||||||||||||||||||||||||||||||
