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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

後半の逆転劇。サンパウロが首位攻防戦を制す。
第19節 サンパウロ 3-2 パラナー

 ブラジル全国選手権は、8月23〜24日に第19節が行われた。サンパウロのモルンビーで行われた サンパウロ×パラナー は、FWアロイージオの先制点を契機に3ゴールを奪ったサンパウロが逆転で勝ち点3をものにした。

 試合は、5分に左コーナーキックからFWベトが押し込んでパラナーが先制。しかしサンパウロもその1分後に右サイドからのセットプレイをFWアロイージオが頭で合わせて同点に追いついた。しかし、パラナーは意気消沈することなく反撃。21分にはFWベトのフリーキックのこぼれ球をFWレオナルドが押し込んで再びリードを奪った。2-1 とパラナーの1点リードで前半を折り返した。
 後半になるとサンパウロが攻撃に比重を置いて攻めに出る。そして67分、MFレニウソンの左サイドからのクロスをFWレアンドロが倒れ込みながら強引にゴール左隅にボールを押し込み、サンパウロが同点に追いついた。勝ち試合を覆されたパラナーは前線にボールを集めて攻めていく。だが次の1点はサンパウロが奪取。76分、セットプレイのこぼれ球をDFアレックス・シウバがシュート。一度はGKフラービオに弾かれたがDFアレックス・シウバが再度シュートを決め、サンパウロが逆転に成功。サンパウロが勝利した。

 サンパウロは、リベルタドーレスで優勝を取りこぼした。さらにFWヒカルド・オリベイラをベティスに引き渡すなど不遇の出来事が続いているが、残された戦力でも堅実に勝つ方法をムリシ・ハマーリョは知っていた。布陣や戦術は変えず、選手の入れ替えのみで勝利を手にした。FWヒカルド・オリベイラ、DFディエーゴ・ルガーノといった中心的選手の離脱にも、このクラブは全く尻込みをしていない。リーグ上半期を終えて2位以下に勝ち点5以上をつけて首位を快走するサンパウロに、死角はないのか。

 対するパラナーは、破れはしたが首位を相手に善戦した。先制し、追いつかれても再度リードを奪うなど、前半は主導権を掌握できていた。ここで勝って首位でブラジレイロンを折り返したかったところだが、無情にも敗北。首位の座を奪うことはできなかった。それでもカイオ・ジュニオール監督は「リーグ上半期を3位で折り返したのは上々だ。この調子なら首位も決して夢ではない」と自信を覗かせている。パラナーの次節以降の戦いが楽しみだ。

 写真; 6分に先制点をマークしたFWアロイージオ ( サンパウロ ) 。


ブラジル全国選手権 2006 第19節 (24/08/2006)
サンパウロ 3-2 パラナー
ホジェーリオ・セーニ GK フラービオ
アレックス・シウバ
ファボン
ヒシャリソン
DF グスターボ
エメルソン
エジミウソン
アンジェロ
ジョズエ
ミネイロ
( ハマーリョ )
ソウザ
( チアーゴ )
ジュニオール
ダニーロ
( レニウソン )
MF バチスタ
( ジェフェルソン )
ピエーヒ
マイコスーエウ
( ジョエウソン )
エジーニョ
レアンドロ
アロイージオ
FW ベト
レオナルド
( サンドロ )
アロイージオ 06
レアンドロ 67
アレックス・シウバ 76
ゴール 05 ベト
21 レオナルド
アロイージオ イエロー
カード
エメルソン
バチスタ
ピエーヒ
レッド
カード
ベト
ムリシ・ハマーリョ 監督 カイオ・ジュニオール
主審; クレーベル・アスンソン・ゴンサウベス
スタジアム; モルンビー ( サンパウロ )
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