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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

終盤の逆転劇。2人少なかったサントスが試合を制す。
第15節 サントス 2-1 インテルナシオナウ

 ブラジル全国選手権は、8月5〜6日に第15節が行われた。サントスのビラ・ベウミーロで行われた サントス×インテルナシオナウ は、終盤にMFウェンデウが2点を奪ってサントスに勝利をもたらした。

 試合は、序盤インテルナシオナウがボールを支配すると、11分にMFチンガのパスを受けたFWイアルレイがペナルティエリアの外側からループ気味のシュートでゴールポストに当てて先制点を奪った。その後もしばらくの時間をインテルナシオナウが支配。復帰したMFチンガを筆頭に、MFマルシオ・モッソーロ、MFウェウリントン・モンテイロら中盤の選手も積極的な攻撃参加でチームにリズムを与えた。守勢にまわっていたサントスも、35分に直接フリーキックのチャンスを得たが、MFホドリーゴ・タバタのシュートはゴールのわずか右に逸れてしまった。
 インテルナシオナウの1点リードで迎えた後半はサントスが盛り返し、FWジョナスらが積極的にゴールを狙っていくが、得点ならず。3人の交代枠を使い切った直後の74分には、MFマルドナードが負傷退場。さらに78分には主審にファウルをとられて苛立ちを募らせたFWヘイナウドが、彼に近づいてきたMFペルジゴンの脛 ( すね ) を蹴って一発退場。サントスは数的不利にも追い込まれた。サントスに敗戦の空気が漂い始めていた。
 ところが、ここからサントスは本領を発揮。81分にMFウェンデウがフリーキックを決めると、試合終了間際の90分にはDFデニスが倒されてPKを獲得。これをMFウェンデウが決めてラスト10分で逆転に成功した。サントスは2人少なくなってから逆転劇を演じ、ビラ・ベウミーロに詰めかけたサンチスタ ( サントスのサポーター ) を大いに喜ばせた。

 サントスは、移籍先から戻ってきたMFクレーベル・サンターナが先発出場。そしてルシェンブルゴ監督は、最近著しい活躍をしながら負傷したFWファビアーノに代えてFWジョナスを起用した。残念ながらルシェンブルゴの思惑通りには機能しなかったが、交代した選手たちは監督の期待に応えた。この結果もたつく上位陣を押しのけて3位に浮上したサントス。首位までもう少しだ。

 一方のインテルナシオナウは、リベルタドーレスの決勝を控えているため主力のほとんどを温存。主力のうち試合に出ていたのはDFインジオ、MFチンガ、MFペルジゴンの3人だけだった。それでも早い時間帯に先制したことで勝利に希望を見出すこともできた。元々敗戦覚悟で臨んでいたこの試合。終盤に逆転されたのは悔やまれるが、割り切るしかないだろう。

 写真; MFクラウディオ・マルドナード ( サントス / 右 ) のタックルを背にドリブルするMFチンガ ( インテルナシオナウ / 左 ) 。


ブラジル全国選手権 2006 第15節 (06/08/2006)
サントス 2-1 インテルナシオナウ
ファービオ・コスタ GK ヘナン
フリオ・マンスール
( アンドレ )
ホナウド・ギアーロ
ルイス・アウベルト
デニス
DF アウバーロ
インジオ
エジグレ
フーベンス・カルドーソ
クラウディオ・マルドナード
クレーベル・サンターナ
( ウェンデウ )
カルリーニョス
ホドリーゴ・タバタ
( ウェウリントン・パウリスタ )
MF ペルジゴン
( カモザット )
ウェウリントン・モンテイロ
チンガ
( ミシャエウ )
マルシオ・モッソーロ
( アドリアーノ )
ジョナス
ヘイナウド
FW イアルレイ
ミシェウ
ウェンデウ 81
ウェンデウ 90
ゴール 11 イアルレイ
ホナウド・ギアーロ
クラウディオ・マルドナード
ウェンデウ
イエロー
カード
アウバーロ
エジグレ
ペルジゴン
カモザット
ウェウリントン・モンテイロ
イアルレイ
ヘイナウド レッド
カード
バンデルレイ・ルシェンブルゴ 監督 アベウ・ブラーガ
主審; ワグネール・タルデッリ・アゼベード
スタジアム; ビラ・ベウミーロ ( サントス )
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