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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

二軍で臨んだサンパウロ、若手有望株チアーゴのボレーでエンパテ。
第15節 ボタフォゴ 1-1 サンパウロ

 ブラジル全国選手権は、8月5〜6日に第15節が行われた。ボウタ・ヘドンダのエスタジオ・ハウリーニョ・ジ・オリベイラで行われた ボタフォゴ×サンパウロ は、互いに攻めながら詰めの甘さが目立ち、1-1 で引き分けた。

 試合は、ボタフォゴが立ち上がりを攻め、前線にボールを集めて攻撃を組み立てた。すると8分、ボタフォゴはMFジギーニョを起点に中央でボールを運ぶと、ペナルティエリアのわずか外側からFWフェリッピ・アドンが低い弾道のシュートをゴール左隅に決めて先制した。サンパウロは25分を過ぎたあたりからようやく押し始めたが、ゴールを奪えず。ボタフォゴの 1-0 のリードで前半を折り返した。
 後半の立ち上がりはサンパウロが支配。ボールを丁寧につないで攻めると51分に同点に追いついた。速攻からFWアレックス・ジーアスが左サイドに流れてゴール前にクロスを入れると、ボールの落下点に着いたFWチアーゴがボレーシュートを放った。ボールは強くバウンドしてゴールに吸い込まれた。その後は両者ともに詰めが甘く、追加点を奪えないまま引き分けに終わった。

 ボタフォゴは、立ち上がりを攻めて先制したが、得点の場面以外でも何度か決定機をつくっていた。とくにFWヘイナウドはキレのある動きで相手を翻弄し、ゴールポストすれすれの惜しいシュートも放っていた。主導権を握っていた時間にあと1点入っていれば、試合の運び方も変わっていたであろうし、結果もまた変わっていたに違いない。クッカ監督はチームの得点力不足を心配しているが、FWドドーの抜けた穴を埋めることはできていないようだ。

 一方のサンパウロは、リベルタドーレス決勝に備えて主力を温存。二軍で試合に臨んだ。2位に3以上の勝ち点差をつけており、仮に負けても首位の座をどこかに奪われる心配はない。おそらく敗戦も覚悟したであろう一戦。先制されて自分たちのリズムで試合をつくれなかったが、それでも引き分けて勝ち点1を得た。主力を温存しても負けないサッカーができるのが今のサンパウロである。

 写真; リベルタドーレスでは途中出場要員だが安定した活躍をみせるFWチアーゴ ( サンパウロ ) 。この日は右足ボレーで同点弾を決めた。


ブラジル全国選手権 2006 第15節 (06/08/2006)
ボタフォゴ 1-1 サンパウロ
ロペス GK ボスコ
ハファエウ・マルケス
シェイジ
ジュニーニョ
フイ
DF アレックス・シウバ
カルリーニョス
エジカルロス
イウジーニョ
ジギーニョ
カピシャーバ
( セルジオ・マノーエウ )
ジョイウソン
( チアーゴ )
ジュニオール・セーザル
MF ハマーリョ
ヒシャリソン
レニウソン
( ホドリーゴ・ファーブリ )
ルッシオ
ヘイナウド
フェリッピ・アドン
( マルセリーニョ )
FW アレックス・ジーアス
( タデウ )
チアーゴ
( デニウソン )
フェリッピ・アドン 08 ゴール 51 チアーゴ
ジュニオール・セーザル
マルセリーニョ
イエロー
カード
ハマーリョ
ヒシャリソン
レニウソン
クッカ 監督 ムリシ・ハマーリョ
主審; カルロス・エウジェーニオ・シモン
スタジアム; エスタジオ・ハウリーニョ・ジ・オリベイラ ( ボウタ・ヘドンダ )
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