リベルタドーレスで活躍してブラジル代表にも選出されたFWハファエウ・ソービスの移籍先が決定。獲得を名乗り出ていたミランやインテル、バルセロナではなく、スペインの名門ラシン・サンタンデールに決まった。

　ハファエウ・ソービスは2005年にブラジル全国選手権で活躍すると、同年のブラジレイロン・アウォーズでも最優秀アタッカンチの一人に選出。今年は州選手権でこそ怪我に泣かされて満足なプレイができずにいたが、リベルタドーレスでチームが勝ち上がるにつれてその真価を発揮。FWフェルナンドンとの２トップは、やがて南米最強と言われるまでになった。

　得点力不足に悩むラシン・サンタンデールではおそらくスタメンの座が確保されていると思われる。移籍期間は１年、ラシンでの活躍をステップアップにビッグクラブに移籍するのが彼と代理人との間で話し合われたプランだそうだ。
　先の日曜日にベイラ・ヒオで行われた１ゴールをサポーターへの置き土産に、ハファエウ・ソービスは欧州に旅立っていった。これでインテルナシオナウは、DFボリーバル ( モナコ ) 、MFチンガ ( ボルシア・ドルトムント ) 、DFジョルジ・ワグネール ( ベティス ) に続いてFWハファエウ・ソービスと４人もの主力放出が決定。12月に行われるFIFA世界クラブ選手権でお目見えする顔ぶれは、リベルタドーレス決勝のそれとはだいぶ異なったものになると予想される。