ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

レオン、今度はマスケを批判

 エメルソン・レオンがまた怒った。8月30日のブラジル全国選手権第21節 ( 対サンカエターノ戦 ) に向けて行われた8月29日のチーム練習に、MFハビエル・マスチェラーノ ( アルゼンチン代表 ) が姿を現さなかったからだ。

 9月3日にロンドンで行われる親善試合「アルゼンチン×ブラジル」に備えて、アルフィオ・バシーレ監督は、コリンチャンスのFWテベスとMFマスチェラーノの2人を招集。これに対してエメルソン・レオンは2人を代表に行かせないと主張したが、前者はすでにレオンの束縛から逃れてブエノスアイレスに帰った。そして後者もまた、代表の練習に合流すべくサンパウロを離れてブエノスアイレスに帰ったという。
 当初はテベスだけがエメルソン・レオンに反旗を翻していたように報じられていたが、実はマスチェラーノも代表に行かせない方針を打ち出した同監督に少なからず不満を抱いていたのだそうだ。

 重要な選手を2人も失ったエメルソン・レオンは「コリンチャンスにとって必要不可欠な戦力だからこそテベスとマスケの両名は毎月給料をもらえているわけで、チームや私の方針に従うのは当然のことだ。それに逆らうのは断じて許さん」と怒り狂っている。

 一部報道によれば、親善試合が行われるロンドンに MSI のキア社長の姿が目撃されているそうで、同社長は親善試合を機にテベスを欧州に売り払う計画を練っているとも言われている。
 コリンチャンスが、アルゼンチン代表の2人を放出する日が近づいているのか。いずれにせよ、エメルソン・レオン監督と両名の間に生まれた確執は修復不可能とみる声が強いのは事実だ。

2006年8月29日
ブログサイトマップ