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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

スポーツ大臣の猛烈な非難

 かつてジーコ ( 元ブラジル代表 / 元日本代表監督 ) も就任したことのあるブラジル・スポーツ省の大臣職。現在その職を務めているマルコ・アウレーリオ・クライン大臣が、ベイラ・ヒオで起こった放火事件を猛烈に非難した。

 クライン大臣は、インテルナシオナウのフェルナンド・カルバーリョ会長とコンタクトをとり事実関係の確認をしたいと述べた上で、「スタジアムに火をつけるような輩にサッカーを見る資格はない。この国ではサッカーは国の宝であり、文化だ。スタジアムを燃やすという行為は、文化への破壊でもある。すなわち、彼らは"サッカーの敵"だ」とグレミスタの放火行為を激しく非難した。スポーツ省のトップの口から厳しい発言が飛び出したことで、グレーミオへの罰則は避けられない状況になった。

 同大臣は、この放火事件以外でもサポーターの行動について批判的な意見を述べている。先日のコッパ・リベルタドーレス準々決勝「サンパウロ×エストゥディアンテス」戦でPK戦を制したサンパウロが準決勝進出を決めた際、興奮したサポーターがピッチに乱入して選手たちに抱きつくなどの行為に及んだ。また、コッパ・ド・ブラジル決勝でも優勝が決まって興奮したフラメンギスタがピッチになだれこむ場面があった。
 これらについて同大臣は「贔屓のクラブが勝って嬉しい気持ちは理解できるが、それがピッチに乱入してもいい理由にはならない。見る側にも節度とマナーを守っていただきたいものだ」と述べ、サポーターの観戦態度や姿勢に関して釘を刺している。

2006年7月31日
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