今季セリエＢ ( イタリア２部リーグ ) に降格するユベントスが、MFヒカルジーニョ ( コリンチャンス ) の獲得を考えていることがわかった。イタリアの大手スポーツ紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じた。

　ユベントスは２部落ちに伴い、DFテュラム、DFザンブロッタ ( 以上バルセロナへ移籍 ) 、DFカンナバーロ、MFエメルソン ( 以上レアル・マドリーへ移籍 ) の放出がすでに決まっている。大幅な戦力ダウンは避けられず、就任したディディエ・デシャン監督はそんな苦しいチーム事情に頭を悩まされている。

　そのユベントスが、ブラジル代表のある選手に注目した。それがヒカルジーニョだった。先のワールドカップの決勝トーナメント１回戦「ブラジル×ガーナ」で後半途中から出場したヒカルジーニョはわずかな時間でもミスのない安定したプレイを披露。少ない時間でユベントスのスカウトマンの心を惹きつけたのであった。

　だが、コリンチャンスがヒカルジーニョを手放すことは考えにくい。けが人が多く、戦力がまともに整わないまま最下位に沈むコリンチャンスが主力を手放すことはないとみるのが妥当だ。ヒカルジーニョには他にもトリノやマンチェスター・ユナイテッドなども関心を寄せているが、いずれの移籍話も非現実的であろう。