Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 インテルを襲う大会後の不安初のリベルタドーレス優勝に王手をかけているインテルナシオナウだが、優勝の是非に関係なく、彼らは大会終了後に複数の悩みを抱えることになるだろう。 アベウ・ブラーガ監督の下で確固たる強さを身につけたインテルナシオナウは、リベルタドーレスでも躍進。決勝にまで登りつめた。しかし、それは南米のクラブにとって皮肉なもの。勝てば勝つほど世界中からの注目を浴びて主力を引き抜かれていくのが南米のクラブに課せられた使命なのである。 インテルナシオナウも例に漏れず、大会終了後に何人かの選手が移籍することが決まっている。DFボリーバルはモナコ ( フランス ) へ、そしてMFチンガはボルシア・ドルトムント ( ドイツ ) に移籍すると報じられている。ボリーバルは「リベルタドーレスの優勝を置き土産にして移籍したい」と述べ、「大会後には移籍に関する詳細を話すつもり」とも述べている。一方、チンガは「今はインテルナシオナウのために全てを捧げている。移籍については一切話さない」と固く口を閉ざしている。 他にもDFエウデル・グランジャ、FWハファエウ・ソービス、MFアレックスといった主力にも海外からのオファーが届いているとの報道もあり、現有戦力がリベルタドーレス終了後も引き続きインテルナシオナウに留まっている可能性は低いとみられている。 もし、リベルタドーレスに優勝したとしても、12月に来るインテルナシオナウの顔ぶれは、今とは違ったものになっていることだろう。 2006年8月15日
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