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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜

フルミネンセの主力を狙うCSKA

 昨年UEFAカップを制したCSKAモスクワ ( ロシア ) が、フルミネンセのDFマルセーロとFWレニーの2人にオファーを出していることがわかった。

 DFマルセーロは、ドゥンガ率いる新生セレソンにMFモライス ( バスコ・ダ・ガマ ) 、MFワグネール ( クルゼイロ ) 、MFジョナタス ( 当時フラメンゴ ) らとともに招集された"国内組"の一人。ノルウェー戦後にモライス、ワグネール、ジョナタスは代表から外れたが、マルセーロはGKファービオ ( クルゼイロ ) とともに引き続きセレソンに名を連ねている。
 FWレニーは現在18歳の新鋭。フルミネンセのユース育ちで、スピード溢れるドリブルが魅力のゴールハンターである。

 CSKA側はマルセーロについては交渉を順調に進めているらしく、約600万ユーロ ( 日本円で約9億円 ) をフルミネンセに提示していると報じられている。CSKAは欧州の移籍市場が閉鎖される8月31日までに両者の交渉を成立させようと躍起になっているが、フルミネンセ側がもたついているせいで、8月29日現在でも決着がついていない。フルミネンセがもたついている理由は、両名に給料の遅延があり、移籍が成立した暁には遅延分の給与を一括で支払わなければならなくなるからである。ブラジルでは決して珍しい悩みではないが。

 ちなみに2人の移籍が成立した場合、マルセーロのポジションはDFジェアンが担当するようだ。レニーの代役はクラウジオ・ピッチブウ、エバンド、ベト、アレックス、オズマールと駒が豊富に揃っている。それでもフルミネンセ陣営は新戦力の獲得に動くだろうと推測されている。ブラジルでは9月23日からブラジレイロン最終節までの期間に選手の移籍を禁止するルールが設けてあるため、フルミネンセは9月22日までに補強を済ませる必要に迫られる。

2006年8月29日
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