Seleção Brasileira 〜ブラジル代表〜 ドゥンガが認めた22人。若手主体の新生セレソン、誕生。
ドゥンガ新監督、親善試合に臨むブラジル代表の22人を発表
8月16日にオスロで行われるノルウェー代表との親善試合に向けて、ブラジル代表のドゥンガ監督がメンバー発表を行った。選ばれた22人には斬新な顔ぶれが目立った。セレソンにおいて世代交代が始まったことがわかる。 今回ドゥンガ監督が選んだ22人には、多くの若手がフル代表入りを果たしている。特筆すべきは、パヘイラ時代には2〜3人しか選ばれなかった国内組が、今回は6人も選ばれている点だ。GKファービオ ( クルゼイロ ) を初め、DFマルセーロ ( フルミネンセ ) 、MFジョナタス ( フラメンゴ ) 、MFモライス ( バスコ・ダ・ガマ ) 、MFワグネール ( クルゼイロ ) が選出されている。 さらに、ロシアやウクライナなど東欧でプレイする選手も複数選ばれた。MFエラーノ ( シャフタール・ドネツク / 元サントス ) は約1年半ぶりの代表復帰。FWバグネール・ラブ ( CSKAモスクワ / 元パウメイラス ) に至ってはコッパ・アメリカ ( 南米選手権 ) 2004以来、実に2年ぶりの代表復帰となった。 一方で数日前に予告していた通り、「魔法のカルテット」と呼ばれた4人の招集は見送られた。この点に関してドゥンガは「W杯を戦って疲れているだろうから彼らには休暇をとってもらいたいと思っただけ。もう二度と代表に呼ばないというわけではない」と補足を加えている。 国内組を多数招集した理由についてドゥンガは「海外でプレイしている選手だけが一概に素晴らしいわけではない。ブラジル国内にも優れた選手はいる。彼らにも同様に代表入りのチャンスが与えられて当然だ」と述べた。 ちなみに、ドゥンガはサンパウロやインテルナシオナウで活躍している選手も招集するつもりだったそうだが、2チームはそれぞれリベルタドーレスで勝ち残っているため代表招集は見送ったという。「リベルタドーレスが終われば、サンパウロやインテルナシオナウからも代表に入れたい選手がいる」とドゥンガは語っている。 なお、これに先立ち、ブラジル代表のアシスタント・コーチにはジョルジーニョ ( 元ブラジル代表 / 元鹿島アントラーズ ) の就任が決まった。すでにアメリカRJ ( リオ・デ・ジャネイロ ) で監督をしているジョルジーニョ氏には、監督経験のないドゥンガをサポートする役割が与えられるようだ。 今回選ばれたブラジル代表の22人は、以下の通り。 写真; CBF本部で記者会見を開き、メンバー発表を行ったブラジル代表のドゥンガ監督。 |