ブラジル全国選手権でまさかの最下位に低迷する昨年の王者コリンチャンスの、チーム事情は決して良いとは言えない状況にある。そんな内情を反映するかのような出来事が起こった。MFカルロス・アウベルト ( 元FCポルト ) とMFハビエル・マスチェラーノ ( アルゼンチン代表 ) の２人が練習中に衝突。チームメイトが制止に入るひとコマが見られた。

　時は8月2日。パルケ・サンジョルジでのチーム練習中に、５対５のミニゲームでルーズボールを拾いにいったMFカルロス・アウベルトとMFマスチェラーノが接触。その際、勢い余ってマスチェラーノの肘 ( ひじ ) がカルロス・アウベルトの顔に当たってしまった。マスチェラーノは謝ったが、以前サポーターに目を殴られて数試合戦列を離れたことのあるカルロス・アウベルトは「また試合に出られなくなったらどうするんだ！」と激昂。マスチェラーノに詰め寄り、言い合いになったのである。

　幸い、近くにいたMFパウロ・アウメイダや、MFヒカルジーニョ、GKシウビオ・ルイスらが仲裁に入ったため大喧嘩には発展せず、両者の間でも和解が成立したものの、今のチーム事情を物語っているかのような一幕だった。