リベルタドーレスで優勝したインテルナシオナウの主力を狙うクラブチームが後を絶たない。すでに移籍が決まっているDFボリーバル、MFチンガの他にもFWハファエウ・ソービス、MFアレックス、FWレンテリーアに移籍の噂があがっているが、さらにDFジョルジ・ワグネールにもオファーが届いたことがわかった。オファーの主は、FWヒカルド・オリベイラ ( サンパウロ ) のリベルタドーレス決勝 2nd.Leg 出場の邪魔をしたあのベティス ( スペイン ) だそうだ。

　ジョルジ・ワグネールは左サイドなら中盤もラテラウ ( サイドバック ) もこなせる運動量の豊富な選手。キックの精度も悪くなく、彼の左足はいくつかのアシストやゴールを生み出す。左サイドの補強を目指しているベティスにとってジョルジ・ワグネールはうってつけの人材だという。
　だが、ジョルジ・ワグネールのインテルとの契約が切れるのは今年末。インテルナシオナウのフェルナンド・カルバーリョ会長は、ベティスからオファーが届いていることを認めた上で「放出してもかまわないが、その代わり多額の移籍金をベティスに要求するつもり」と語った。ジョルジ・ワグネールを易々と手放すつもりはないようだ。

　一方、ブラジル代表にも入って注目度が右肩上がりのFWハファエウ・ソービスについては、ACミラン ( イタリア ) が獲得を狙っていると報じられてきた。だが、ミラン側は「ハファエウ・ソービスは狙っていない」と報道を否定しているという。
　欧州の夏の移籍市場が閉ざされるまで、インテルナシオナウの主力放出の噂は飛び交い続けることだろう。