Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 国内最強を自負。ボカ、インデペンディエンテも下して開幕3連勝!
前期 第3節 ボカ・ジュニオールス 1-0 インデペンディエンテ
アルゼンチン1部リーグは、8月18〜20日に前期リーグの第3節が行われた。ブエノスアイレスのラ・ボンボネーラで行われた ボカ・ジュニオールス×インデペンディエンテ は、DFマティアス・シルベストレの決めた1点を最後まで守りきったボカが、古豪インデペンディエンテを下した。これでボカは無傷の開幕3連勝。得失点差でエストゥディアンテスを上回り首位につけている。 試合は、序盤からボカがボールを支配して相手陣内で攻撃を組み立てていった。15分にはMFネリ・カルドーソが右サイドから中に切れ込んでシュート。24分にはDFファン・クルポビエッサがミドルレンジからシュートを放って相手を圧倒した。良いリズムで試合を進めたボカは、37分にコーナーキックをDFマティアス・シルベストレが頭で合わせて先制点を奪った。その後も何度か良い形をつくっていたボカ。インデペンディエンテは前半シュートらしいシュートを1本も打てず守勢に追いやられていた。 後半はインデペンディエンテが多少巻き返すも、決定的なチャンスもGKボバディージャの牙城を崩しきれず。だがボカもまた決定機をものにできず 1-0 のまま時計だけが進んでいった。互いの戦意がぶつかり、徐々にラフプレイが増えたこの試合。イエローカードが両軍合わせて12枚も飛び出す荒れた90分は、ボカがそのまま逃げ切って勝利をおさめた。 ボカ・ジュニオールスは、チームとして非常によくまとまっており、新加入の選手も順応できている。好守の切り替えが早く、連携にも不安は見られなかったが、前線の2人は相手の堅い守備に苦労し、なかなか仕事をさせてもらえなかった。流れの中からゴールに結びつけることができなかっただけに、セットプレイから奪った先制点の意味は非常に大きなものになった。昨季同様、このチームは今季も強い。 対するインデペンディエンテは、開幕節でゴールラッシュをみせた攻撃陣がこの日は沈黙。前半に関しては完全にボカの守備陣に押さえ込まれ、まったくいいところがなかった。自分たちのリズムをつくれず、焦りを募らせた選手たちはボカの攻撃を止めるべくラフプレイを連発。終盤にはイエローカードをあと1枚もらうと即退場になる選手が7人、ひとつのピッチに立ってプレイしていた。退場覚悟で守備に徹してボカに2点目を献上しなかったことは評価してもいいだろうが、もう少しフェアプレイを意識して守備をすべきであろう。 写真; 37分に先制点をマークしたDFマティアス・シルベストレに駆け寄って喜ぶボカの選手たち。
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