Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 少ないチャンスをものにしたボカ、危なげなく開幕連勝。
前期 第2節 ロサーリオ・セントラル 1-2 ボカ・ジュニオールス
アルゼンチン1部リーグは、8月11〜13日に前期リーグの第2節が行われた。ロサーリオのエスターディオ・ヒガンテ・デ・アロージットで行われた ロサーリオ・セントラル×ボカ・ジュニオールス は、少ないチャンスをものにしたボカがロサーリオ・セントラルを振り切って勝利した。 試合は、互いに様子をうかがう静かな立ち上がりで始まった。少ないボールタッチで付けいる隙を探すロサーリオに対して、ボカは中盤で細かくボールをつないでいく。最初のチャンスはロサーリオが演出。サイドからのクロスにFWヘルマン・アレマンノがゴール前で合わせたが、GKボバディージャのファインセーブによってゴールを阻まれた。慎重に攻めたボカは30分にMFギジェルモ・マリーノがペナルティエリアの外側からシュートを打ったが、GKアルバレスが防いだ。0-0 で前半を終了した。 後半も試合のリズムは変わらなかったが、46分にFWロドリーゴ・パラシオがゴール前に飛びこみシュートすると、徐々にボカも決定機を作り出す。迎えた60分、均衡が破れた。前線に上がっていたDFファン・クルポビエッサがミドルシュートを決めてボカが先制。1点を決めて優位に立ったボカはさらに84分にも左サイドでのDFクルポビエッサのクロスをDFダニエル・ディアスが頭で押し込んで2点目。2点を追いかけるロサーリオ・セントラルはDFヘルマン・リバローラの退場で1人少なくなり、1点を返すのがやっとだった。 ロサーリオ・セントラルは、開幕戦に続いて2連敗と思わしくない結果に泣かされている。相手が慎重に試合を進めていた前半に攻めきれなかったのが痛かった。後半途中には新加入のFWパウロ・ワンチョペ ( コスタリカ代表 ) も移籍後初出場を果たしたが、短い時間では結果を残すこともできず。このワンチョペの使い方をどうするかがカギになるだろう。 一方のボカ・ジュニオールスは、第1節と同じスタメンで臨み、後半に勝負をかけて着実に勝利した。敵地だったせいか前節のような積極的な攻撃は少なく、シュートも5本だけだった。それでも少ないチャンスを得点に結びつけるあたりに、ボカの強さを垣間見ることができる。メンバーも戦術も安定しているボカ。唯一の不安要素は、バシーレ監督がボカを去ることが決まっていて、かつ就任が決まっていたはずのラボルペ監督が一転して就任を保留している点であろう。 写真; 60分に先制ゴールを決めたDFファン・クルポビエッサ ( ボカ・ジュニオールス ) は、飛び上がって喜ぶ。
|