Primera Liga Argentina 2006/2007 Apertura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 アグエロの穴はすでに埋まった? インデペンディエンテが開幕勝利!
前期 第1節 アトレティコ・コロン 1-4 インデペンディエンテ
アルゼンチン1部リーグは、8月4日に 2006-2007シーズンが開幕。8月4〜6日に第1節が行われた。サンタ・フェのエスターディオ・エスタニスラオ・ロペスで行われた アトレティコ・コロン×インデペンディエンテ は、後半ゴールラッシュをみせたインデペンディエンテが敵地で大勝した。 試合は、開始早々の46秒に速攻からMFセルヒオ・オルテマンがシュートを放ち、インデペンディエンテが序盤を支配しにかかる。だが先制したのはコロンだった。12分、DFロルヒオ・アルバレス・ロカが倒されて得たPKをFWエステバン・フエルテスが落ち着いてゴールに沈めた。出鼻をくじかれたインデペンディエンテは、DFブラディミール・マリン・リオスが攻撃にからんで反撃の機会をうかがったが、前半のインデペンディエンテには積極性が感じられなかった。 そのインデペンディエンテは後半に豹変。51分にMFセルヒオ・オルテマンがコーナーキックに合わせて同点に追いつくと、畳みかけるようにその1分後にはDFロルヒオ・アルバレス・ロカのパスを受けたFWヘルマン・デニスが左45度の角度からシュートを突き刺して逆転。一転してインデペンディエンテが優位に立った。DFピッコリの退場でコロンの守備に穴ができると、インデペンディエンテは人数をかけて攻撃を活性化。81分にはFWダニエル・モンテネグロの崩しからMFロドリーゴ・ディアスが押し込み 3-1 。トドメは87分、MFアルメンテーロスが倒されて得たPKをFWダニエル・モンテネグロが沈めてコロンに引導を渡した。 アトレティコ・コロンは、序盤PKで先制しながら、後半に守備が崩壊して大敗した。1点を追いかけていた後半途中には、DFアルシデス・ピッコリがレッドカードをくらい退場するなど、見るに耐えない試合になってしまった。優位だった前半のうちに2点目を決められていれば、結果は違ったものになっていたかもしれない。 インデペンディエンテは、FWセルヒオ・アグエロ ( U-18 アルゼンチン代表 ) をアトレティコ・マドリーに放出したことによる戦力ダウンが懸念されていた。だが、その穴はリーベル・プレートからFWダニエル・モンテネグロを獲得したことでしっかりと埋めることができた。精力的に動き回るモンテネグロはチームの攻撃にリズムを与えるなど様々なプラスをもたらしていた。前半はスタミナを温存して後半に勝負をかけたホルヘ・ブルチャーガ監督の采配もズバリ的中。この日の大勝でインデペンディエンテは首位で前期リーグをスタートさせることに成功。勢いを持続して次もしっかり勝ちたいところだ。 写真; 4つのゴールで勝利に花を添えたインデペンディエンテの選手たちは、試合後スタンドに向かって手を振る。
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