アルフィオ・バシーレ監督の後任を探していたボカの新監督が決まった。兼ねてから国内で報じられていた各メディアの予測通り、リカルド・ラボルペ ( 元メキシコ代表監督 ) がボカの監督に就任した。

　試合中もピッチ外でもタバコを吸うヘビースモーカーとして知られるラボルペは当初、ボカからオファーを受けた際に「外国で長年暮らしてきた私には、今のアルゼンチン国内の事情はわからない。何の知識もないのにアルゼンチンのクラブチームを指揮することを決めるのは軽率なことだ」と話し、ボカの監督就任に難色を示していた。
　しかし、ボカはあきらめずにラブコールを送り続け、今回の就任にこぎつけた。メキシコ代表を４年間率いて、ワールドカップではアルゼンチン代表と互角の戦いができるまでにチームを育て上げた敏腕監督は、ラ・ボンボネーラではどのような采配を見せてくれるのだろう。
　期待と注目を一心に引き受けたラボルペの、ボカとの契約期間は 2007年7月までの１年間。