ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Seleccion de Argentina 〜アルゼンチン代表〜

条件は"レコッパ"。 バシーレの代表監督就任が事実上"内定"。
AFA、代表監督にアルフィオ・バシーレを任命。

 アルゼンチン代表の新監督が決定した。昨季ボカ・ジュニオールスを前後期連続優勝に導いた名将アルフィオ・バシーレが、ペッケルマンの後任として代表監督に就任することになった。同氏の代表監督就任はこれで2度目。

 アルフィオ・バシーレが初めて代表監督に就任したのは1991年。MFマラドーナを筆頭にFWバティストゥータ、FWカニージャ、MFレドンド、MFシメオネら強烈な個性をもった集団をまとめて、1994年のW杯アメリカ大会を戦った。しかし、この年はマラドーナのドーピング疑惑もありベスト16で涙を呑んでいる。

 そのバシーレが再び代表に就任することになった契機は、2005-2006シーズンのアルゼンチン1部リーグにおいて、ボカを前後期連続で優勝させたことだった。AFA ( アルゼンチンサッカー協会 ) のフリオ・グロンドーナ会長が直々に会って何度も交渉を行い、そして新監督の決定にこぎつけた。

 ただし、バシーレ氏はすぐに代表監督に専念できず、正式な就任は9月下旬からになった。ボカ・ジュニオールスは9月14日にレコッパ・スダメリカーナ ( リベルタドーレス王者とスダメリカーナ王者が対戦する試合。欧州の UEFAスーパーカップ に相当する ) に臨む。ボカとの関係を悪くしたくない AFA 側が、レコッパの日まではバシーレ監督を手放せないとするボカの条件を受け入れ、このような形に落ち着いたのであった。

 12年以上前の代表にも負けず劣らずの個性派が揃う今のアルゼンチン代表。名将は、どのようなチームを作り上げていくのだろうか。

 写真; 1994年以来、12年ぶりにアルゼンチン代表の監督を務めることになったアルフィオ・バシーレ氏。

ブログサイトマップ