Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 カフー「フランス戦はリベンジではない」ブラジル代表のキャプテンDFカフーが準々決勝フランス戦を目前に騒ぎ立てる周囲を牽制。ブラジルが1998年決勝のリベンジを果たす、などと書き立てるメディアにも不快感をあらわにした。 ブラジルは1998年フランス大会の決勝でフランスに敗れた。8年ぶりの真剣勝負がこの準々決勝で実現したことで、各種メディアはこぞって「ブラジル、8年前の報復なるか」「1998の雪辱を果たす」などと大々的に騒ぎ立てた。過剰な報道が、カフーには気にくわなかったようだ。 カフーは「我々セレソンにとって、フランス戦は重要な一戦ではあるけど、報復でも復讐でも何でもない。1998年の決勝をよく引き合いに出すけど、あの頃と今とでは両者ともにチームが全然異なっている。だから比較することも、引き合いに出すのも全く無意味なことだ」と述べ、周囲の喧騒に異論を唱えた。 また、ドイツ大会を最後に選手生活にピリオドを打つMFジネディーヌ・ジダンについては「ジズーは偉大な選手で、サッカー史にずっと名前が残っていく一人だ。私自身も彼のプレイは1試合でも長く見たいと思う。でもセレソンだって負けるわけにはいかないからね。全力で戦ってフランスを倒したいと思っているよ」と話した。 リベンジでもない、報復でもない。あくまで今年カップを掲げるためにフランスを倒す。カフーが言わんとすることはこれに尽きる。 2006年6月28日
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