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Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 ハファエウ・ソービス完全復活の先制弾！ インテルナシオナウが準決勝進出。
準々決勝 2nd.Leg インテルナシオナウ 2-0 リーガ・デ・キト
コッパ・リベルタドーレスは、7月19日に準々決勝の 2nd.Leg が行われた。ブラジルはポルト・アレグレのエスタジオ・ベイラ・ヒオで行われた インテルナシオナウ×リーガ・デ・キト は、FWハファエウ・ソービスのゴールなどでインテルナシオナウが勝利した。この結果、２試合合計 3-2 でインテルナシオナウの準決勝進出が決定した。 試合は、序盤リーガ・デ・キトが守備に重点を置いて試合を組み立てた。対照的にインテルナシオナウは、序盤から攻めていく。積極的に攻めてシュートで終わる攻撃は６回繰り返された。前半はインテルナシオナウがやや押していた。後半もインテルナシオナウは細かいボールまわしで攻撃の形をつくっていった。48分にはMFチンガが惜しいシーンを演出。そして52分、インテルナシオナウは細かいバスワークではなく、ロングボールから先制ゴールを奪った。最終ラインからのロングフィードをFWフェルナンドンが頭で流すと、FWハファエウ・ソービスがそのボールを拾ってドリブル。マークについたDFエスピノーサの間合いをはずして中央に切れ込み、右足を振り抜いてゴール左隅にボールを突き刺した。 先制したインテルナシオナウはなおも攻撃の手を緩めず追加点を狙いにいった。だが崩すところまではいっても最後の詰めが甘く、次の１点がなかなか入らない。対するリーガ・デ・キトも、パスミスがあったり相手に先を読まれたりと攻撃が形にならず四苦八苦していた。1-0 のまま膠着状態だったそんな試合が動いたのは87分。再びロングボールから生まれたゴールだった。DFジョルジ・ワグネールのクリアボールが相手陣内に飛ぶと途中出場のFWレンテリーアがボールを追いかけ、GKクリスティアン・モーラが左サイドに飛び出てきたのを確認して右足のアウトサイドでループシュートを放った。ボールは無人のゴールに吸い込まれるように入り 2-0 。リーガ・デ・キトも後半ロスタイムにペナルティエリアの近くでフリーキックのチャンスを得たが、MFモイセス・カンデラーリオのシュートがGKクレーメルに弾かれて万事休す。2-0 で勝ったインテルナシオナウの準決勝進出に、ベイラ・ヒオのスタンドは大歓声に包まれた。 
インテルナシオナウは、ブラジル全国選手権での好調さを維持してこの試合に臨んだ。ハファエウ・ソービスやレンテリーアもさることながら、とりわけ動きがよかったのはMFチンガだった。後半開始早々に右太ももを痛めてベンチに下がってしまったが、チャンスとあらば積極的にゴール前に飛び出すなどして攻撃にアクセントをつけていた。そして最終ラインも最後まで集中を切らさず、冷静な対応ができていた。難敵リーガ・デ・キトを破ったインテルの次の相手はリベルター。次もまた厳しい戦いになるが、健闘を期待したいところである。一方のリーガ・デ・キトことリーガ・デポルティーバ・ウニベルシターリア・デ・キト ( 略称LDU ) は、相手の細かいパスワークによる攻撃にはある程度対処できていた。時折崩されてもGKクリスティアン・モーラの的確な反応で事無きを得ていた。１点とれば状況が有利になる。そう思いながら先制されても気落ちすることなく反撃のチャンスをうかがっていく。だがMFメンデス、FWデルガードら攻撃陣が本調子でなく、インテルナシオナウの守備ラインを困惑させるシーンはさほど多くなかった。エクアドル代表としてワールドカップにも出場していた彼らの身体には、疲労が蓄積されていたのかもしれない。
写真右上； 52分に先制のゴールを決めたFWハファエウ・ソービス ( インテルナシオナウ ) 。
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