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Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜

リベルタドーレス再開の準備をするサンパウロ

 リベルタドーレス前回王者のサンパウロが、来たるリベルタドーレス準々決勝 2nd.Leg に備えてスタッフをアルゼンチンに派遣していたことがわかった。

 アルゼンチンのラ・プラータに派遣されたのは、ムリシ・ハマーリョ監督の右腕的存在のタター助監督。情報収集能力が優れているらしく、一部では「モルンビーのシャーロック・ホームズ」と呼ばれ周囲から親しまれている人物である。タター助監督は、先週の火曜日にアルゼンチンへ飛び、エストゥディアンテスの動向を視察した。

 現在のエストゥディアンテスは、監督にシメオネを迎えMFベロン ( 元アルゼンチン代表 ) ら強力な選手が参入するなどしてムードが良い。しかしエストゥディアンテスに不安要素が全くないわけではない。シメオネの参入で無理やり追い出される形で出て行ってしまったホルヘ・ブルチャーガ監督を信頼していた選手数人からはチームに対する不満も少なからず出ている。また、MFヘラベルがスイス1部リーグに売られ、点取り屋のFWマリアーノ・パボーネは 1st.Leg でレッドカードをくらっており次節は試合に出場できない。
 そこで、シメオネ監督はカルデロンとルグエルシオの2トップをテストした。パボーネが出られないときの応急措置ではあるが、この2人の動きや連携は悪くなかったという。

 偵察を終えたタター助監督は「油断はできない相手」と述べたが、南米制覇を賭けた重要な大会に向けて万全の体勢を整えるサンパウロ。戦いはもう再開されている。

2006年7月8日
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