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Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜

ホジェーリオ・セーニの弁明

 先のコッパ・リベルタドーレス準々決勝 2nd.Leg でのエストゥディアンテス戦。PK戦で辛くも勝利したサンパウロだが、エストゥディアンテスの4人目DFアグスティン・アラージェスのPKのシーンが議論になっている。

 そのシーンではDFアグスティン・アラージェスがボールを蹴る前にGKホジェーリオ・セーニ ( サンパウロ ) が1〜2歩前に飛び出していた。サッカーのルールでは、PKの際キッカーがボールを蹴る前にゴールキーパーが動いてもよいとされているのは、ゴールライン上のみ。そこから前に動いてもよいのはキッカーがボールを蹴った瞬間からと決められている。そこで、間近でこれを見ていたGKマルティン・エレーラ ( エストゥディアンテス ) がホジェーリオ・セーニの前に飛び出したタイミングがルール違反だと主審に抗議。この映像が世界中に流され、ブラジルやアルゼンチンで議論に発展したという。

 国内メディアの取材に応じた当事者のホジェーリオ・セーニは、ルール違反を犯したことを真っ向から否定。
 「あのシーンで私が前に出たのはアラージェスがボールを蹴った瞬間だった。決して、彼が蹴る前に飛び出すようなことはしていないと確信している。アルゼンチンではかなり批判されてるみたいだが、それはあのとき私がPKを止めたからだろ? もしあのとき私がPKを止めていなかったら、こんなに議論になったのかな? ひがむのは勝手だけど、私をルール違反呼ばわりしないでほしい」と主張している。

 仮にそれがルール違反であれどうであれ試合結果が覆るわけではないことを、ホジェーリオ・セーニは言いたかったのかもしれない。

2006年7月20日
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