Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 ヘイナウド2発! ビラ・ベウミーロのシーソーゲームはサントスが制す。
第13節 サントス 3-2 ジュベントゥージ
ブラジル全国選手権は、7月22〜23日に第13節が行われた。サントスのビラ・ベウミーロで行われた サントス×ジュベントゥージ は、FWヘイナウドの2ゴールなどでサントスがシーソーゲームを制した。 試合は、開始早々ジュベントゥージが得意のダイレクトパスでの素早い攻めを披露。5分にはMFマルセウがドリブルで3人をかわすなど、可能性を感じさせるプレイを見せた。序盤守勢にまわってたサントスも徐々に盛り返し、FWファビアーノが前線で踏ん張ってシュートに持ち込むと、14分にはMFホドリーゴ・タバタが不得意の左足でミドルシュートを放ち応戦。18分にはMFホドリーゴ・タバタのスルーパスを受けたDFデニスが中央に折り返してFWヘイナウドに合わせる決定機も演出した。 0-0 で折り返した後半。均衡を破ったのはサントスだった。51分、DFデニスのアーリークロスに反応したMFホドリーゴ・タバタが、ペナルティエリアの左側に走り込むと空中で身体を反転させながら胸でボールを中央に落とす。このボールに素早い反応をみせたFWファビアーノが右足を振り抜いてゴールに突き刺した。ホドリーゴ・タバタのチェストパスは、彼のひらめきが生んだファンタスティックなプレイだった。 ここから試合はシーソーゲームになる。ジュベントゥージは61分、左コーナーキックからのこぼれ球をFWエーデル・セッコンが押し込んで同点に追いつく。しかし、サントスはその6分後にFWファビアーノが倒されて得たPKをFWヘイナウドがゴール左隅に決めて突き放した。ところが追いすがるジュベントゥージは69分、左サイドに開いたFWゼ・ホドウフォのクロスをFWエーデル・セッコンが頭で合わせて再び同点に追いついた。 このゴール合戦に終止符を打ったのはFWヘイナウドだった。71分に左サイドから中央に切れ込むとミドルレンジから強烈なシュートをゴール右上に突き刺した。これで 3-2 と三度勝ち越しに成功したサントスが、リードを守りきった。 サントスは、久しく勝利から遠ざかっていた。彼らが最後に勝ったのは5月28日に行われた第8節の対コリンチャンス戦。以後、引き分けをはさんで3連敗とふるわなかった。首位戦線から脱落し、崩れかけていたチームを救ったのはFWヘイナウドだった。ヘイナウドは背番号9に見合う活躍でPKを含む2点を奪取した。貢献度ではチーム随一だった。この勝利でなんとか7位を維持しサントス。首位戦線に復帰するためには連勝しかない。次節、サンパウロとのクラシコを制することができるかどうかがカギになりそうだ。 写真; この日2ゴールの活躍で勝利に貢献したFWヘイナウド ( サントス ) 。
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