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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 ヘシフィの熱い一日。サンタ・クルス、３連勝で最下位脱出！
第13節 サンタ・クルス 3-0 フラメンゴ
ブラジル全国選手権は、7月22〜23日に第13節が行われた。ペルナンブッコ州は州都ヘシフィのエスタジオ・ド・アフーダで行われた サンタ・クルス×フラメンゴ は、リーグ再開後好調のサンタ・クルスが 3-0 で快勝。３連勝で勝ち点を12に伸ばし、最下位を脱出した。なお、最下位に転落したのは土曜日に敗れた勝ち点10のコリンチャンス。 試合は、前半サンタ・クルスのペースで進んだ。FWネネーやMFワシントンらが積極的にボールに絡み、速いパス回しで相手陣内に攻め込んでいく。対するフラメンゴもカウンターに活路を見出すが、放たれたシュートの多くは枠外に逸れた。試合が動いたのは40分。味方のクロスを頭に当てたFWマルシオ・ミシリッカが背後に逸れたボールを左サイドでキープすると、反転して中央にグラウンダーのパスを供給。これをFWネネーが左足で合わせ、ゴールに流し込んだ。その後も右サイドから崩すなど良い形の攻撃をみせたサンタ・クルス。後半に向けて良いリズムで戦えていた。 後半も試合の主導権はサンタ・クルスにあった。58分にはFWネネーが惜しいミドルシュートを放つなど、気を緩めず攻め続けた。フラメンゴは76分にDFマルロンがMFジュニオール・マラニョンの足を払って一発退場、数的不利に追い込まれる。そして80分、サンタ・クルスは左サイドのDFオズマールが前線にボールを供給。ネネーが折り返したボールがFWエジソン・ジーとGKジェトゥーリオとの間で交錯してルーズボールになったところにDFオズマールが走り込み、ゴールネットにボールを突き刺した。サンタ・クルスの勢いは衰えを見せず、84分には中盤に上がったDFバウジソンがミドルレンジから右足でゴールを決めて 3-0 。 国内屈指の人気を誇る名門フラメンゴを相手に完封勝ちという衝撃の結末に、エスタジオ・ド・アフーダに詰めかけたサポーターは歓喜と幸福に酔いしれ大騒ぎ。ペルナンブッコ州の州都に訪れた幸せな夜だった。 
今季昇格したばかりのサンタ・クルスは、地味ながらも今勢いのあるクラブのひとつ。リーグ再開後、彼らは無傷の３連勝で勝ち点も順調に増やしている。ワールドカップ中断前とはまるで別のクラブのようだ。中断期間に何があったのかは不明だが、今のチームに戦う姿勢が感じられるのは確かである。とりわけめざましい活躍を見せつけていたのは、FWネネーだった。先制点以外の場面でも、ゴール前に飛び出したりミドルレンジから惜しいシュートを放つなどして、チームにリズムを与えていた。Globo 紙の採点も 8.0 と上々だった。この勝利でようやく最下位を脱出したサンタ・クルス。次の目標は言わずもがな降格圏内からの脱出であろう。対するフラメンゴにとっては、最下位を相手に星を落としたが、この敗戦は想定の範囲内だった。体調を崩したネイ・フランコ監督が休養をとり、モアシール・ペレイラ監督補佐が代行。そして３日後に行われる大一番、コッパ・ド・ブラジル決勝 2nd.Leg のために主力を温存したのである。ある意味負けて当然の試合だったと言えよう。結果、内容ともに今ひとつだったが、これもまた致し方ない。「消化試合」と割り切れば、来週や来月以降に悪影響を及ぼすこともないだろう。
写真右上； この日のマン・オブ・ザ・マッチにも選出されたFWネネー ( サンタ・クルス ) 。チームの勝利のために精力的に動いた。
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