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Campeonato Brasileiro 2006 〜ブラジル全国選手権〜 得点力不足の批判を一蹴！ 攻撃陣の爆発でボタフォゴ大勝。
第12節 ボタフォゴ 4-1 ポンチ・プレッタ
ブラジル全国選手権は、7月15〜16日に第12節が行われた。ボウタ・ヘドンダのエスタジオ・ハウリーニョ・ジ・オリベイラで行われた ボタフォゴ×ポンチ・プレッタ は、FWドドーの２ゴールなど計４点を奪ったボタフォゴが大勝。リーグ再開後初勝利を飾った。 試合は、前半こそポンチ・プレッタが主導権を握るも、後半はボタフォゴのペースで進んだ。先制したのはポンチ・プレッタ。開始早々の2分、速攻からドリブルで前進したMFトゥットが左足を振り抜き、ボールをゴール右隅に流し込んだ。予期せぬ失点で追いかける形になったボタフォゴは、セットプレイや流れの中から何度か決定機をつくるがゴールに結びつけられず、ポンチ・プレッタの追撃をしばしば許した。 ポンチ・プレッタの優勢で進んだ試合は後半に入っても変わらず。だが59分にMFゼ・ホベルトのゴールで同点としてからボタフォゴが徐々に元気を取り戻していった。69分にDFネイが２度目の警告を受けて退場になると、数的優位に立ったボタフォゴは攻撃を活性化。76分にFWドドーがMFクライトンのスルーパスに反応して逆転のゴールを決めると、86分にはMFクライトンがミドルレンジから低い弾道のシュートを右足で決めて 3-1 。トドメは後半ロスタイム、スルーパスを受けたFWドドーがフェイントでGKジェアンをかわして右足を伸ばし、ボールをゴールマウスへ流し込んだ。 ボタフォゴの選手たちにようやく笑顔が見られた。開幕から深刻な得点力不足に悩まされていたが、この日は４ゴールと攻撃陣が爆発。特筆すべきは、FWドドー、FWヘイナウド、MFクライトン、MFゼ・ホベルトの４人で成される前線のカルテット。彼らはしばしばポンチ・プレッタを混乱に陥れた。ドドーに至ってはスピードに乗って２ゴールとキレのある動きをみせた。長いブランクを抜け出すきっかけになるであろう大勝で勝ち点３を獲得したボタフォゴ。この日のような戦い方を続けられれば面白い存在になる。 対するポンチ・プレッタは、立ち上がりを突いて効率よく先制点を奪ったが、リードを守りきることができなかった。後半の早い時間帯に喫した最初の失点でイレブンの集中力が切れてしまったかのようだった。DFネイが退場すると守備ラインは崩壊。昨年降格ラインぎりぎりで１部に踏みとどまった彼らだが、今季もまた降格争いの一角を占めそうだ。 写真； ２ゴールを叩きだしたFWドドー ( ボタフォゴ / 右 ) 。リーグ再開後、２試合連続得点と好調である。左は反撃のきっかけとなる同点ゴールを決めたMFゼ・ホベルト ( 17番 ) 。
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