まもなく再開されるブラジル全国選手権で再起をもくろむサンパウロ州の名門パウメイラスが、FWマルセリーニョ・パライーバ ( ヘルタ・ベルリン ) の獲得を目指して、同選手の代理人と最初の接触をもった。

　マルセリーニョ・パライーバの代理人であるホビソン・フェヘイラ氏によれば、「パウメイラスのクラブ関係者がベルリンに訪れ、私と接触した。ヘルタ・ベルリンとの契約が残っているのが現状だが、とりあえず私も話を聞くことにした」と明言。具体的な交渉には至らなかったようだが、パウメイラスとの接触を認めた。
　マルセリーニョ・パライーバとヘルタ・ベルリンとの契約は2007年7月まで残っており、この契約を破棄するには 600万ユーロの違約金をパウメイラス側が用意する必要があるという。パウメイラスのチッチ監督は、チーム復活のために同選手が必要だと話しているため、パウメイラスはどうにかしてこの違約金を工面するだろうとの見方が強い。

　パウメイラスは他にも、CSKAモスクワ、ロコモティフ・モスクワ ( 以上ロシア ) 、インテルナツィオナーレ・ミラノ ( イタリア ) 、バイエル・レーファークーゼン ( ドイツ ) とも交渉の場を持とうと考えているらしく、上記クラブに所属するブラジル人選手の連れ戻しを計画しているそうだ。