まもなく再開されるブラジル全国選手権。現在勝ち点９の18位と低迷しているコリンチャンスは、再開されるリーグで巻き返しを図りたいところであろう。しかし、そのリーグ再開までに戦力が満足に整わない可能性が、今のところは高い。MFマルセリーニョ・カリオカとDFコエーリョの２人のコンディションがおもわしくないようだ。

　両選手はともに足の筋肉を痛めていたが、けがが完治したのは最近のこと。やっとトレーニングを始めたところで、12日の試合にはもちろん、16日の試合にも間に合いそうにないとの見方がもっぱらである。

　また、上記の２人以外でもGKシウビオ・ルイスが右の拳に痛みを感じて、ボールを使った練習を回避。走り込みなど足腰のトレーニングしかしていないため、こちらも12日の試合には出られそうにないという。

　一方で先日体調を崩したMFカルロス・アウベルトの復帰の目処は未定。
　さらに、ワールドカップから戻ってくるFWテベス、MFマスチェラーノ、MFヒカルジーニョの３人も、連日の疲れを考慮して12日の試合には出場しない模様だ。
　今のコリンチャンスは不安だらけ、満身創痍の状態にある。ジェニーニョ監督の采配がカギを握りそうだ。